■ついに帰ってきた不朽の名作!『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』
続いての作品は、士郎正宗さんの同名漫画を原作とした『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』。日本を代表するSFアニメとしても知られ、1995年の劇場版アニメ公開以降、多くの作品が展開されてきた人気シリーズの最新作だ。
高度な電脳化と義体化が進んだ近未来社会を舞台に、全身義体の草薙素子と公安9課のメンバーたちが、サイバー犯罪やテロリズムに立ち向かう姿を描いた物語。第1話では、福祉施設の捜査を任された草薙らがその実態を暴き、事件解決後は内務大臣を殴って契約を断るという型破りな行動で幕を閉じた。
視聴者からは、主要キャラである草薙素子が表情豊かに描かれたことに対する反応が目立った。
これまで多くの媒体で映像化されてきた本シリーズは、原作を土台に独自の解釈や世界観を打ち出した作品が多かったが、今回のアニメは1991年に単行本化された原作漫画に準拠している。原作の草薙素子は頬を赤らめたり、ジト目でにらんだり、頭に怒りマークを浮かべたりと、喜怒哀楽がはっきり描かれており、今回のアニメでも同様であった。
2002年放送の『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』など、これまでの映像作品では草薙素子がクールビューティーに描かれており、その印象を抱いていたファンから「少佐(草薙素子の呼称)ってこんなにコミカルだったの!?」「草薙素子がかわいい…だと…?」「少佐が可愛すぎる」といった反応が寄せられた。
圧倒的な映像美と新たに起用された声優陣の演技に対しても称賛の声が多かった本作。今後は物語の中心となる正体不明のハッカー「人形使い」をめぐる事件がどう進んでいくのか、目が離せない。
■映像化不可能といわれた“料理バトル漫画”がアニメに!『鉄鍋のジャン!』
次の作品は、西条真二さんの漫画を原作とした『鉄鍋のジャン!』。勝つためなら手段を選ばない中華料理人・秋山醤(あきやま・じゃん)を主人公に、常識外れの料理と勝負を描いた料理バトル作品だ。
第1話は、「銀座・五番町飯店」に現れたジャンが、出された炒飯をゴミ箱へ捨て、相手を挑発するところから始まる。その後、ジャンは海鮮風炒飯を作り、その腕前で料理人たちを黙らせた。さらに、本作のヒロイン・五番町霧子との料理対決も描かれ、正反対の信条を持つ2人が互いの技術を見せつける。
原作漫画は過激な描写が多く、それをアニメでどこまで再現できるか懸念があった本作だが、初回放送では、まず料理描写のキメ細かさが反響を呼んだ。パラパラの米粒、立ち上がる炎、湯気といったシーンがていねいに表現され、SNSでは「料理のシーンめっちゃ腹減る」「チャーハンの描き方すごすぎない!?」といった声が相次いだ。
さらに反響を呼んだのが、終盤に突然挿入された声優・津田健次郎さんのナレーションだ。原作には現代の倫理観とは異なる過激な表現が含まれると説明したうえで、アニメでも原作の持ち味を尊重すると大々的に宣言。該当シーンでは原作漫画も紹介され、SNSでは「なんだこの演出初めて見た」「宣戦布告アツすぎる!」「ここまで言ってくれるなら逆に安心」という声があがるなど、制作陣の覚悟と独特の演出に感銘を受ける意見が目立った。
今後は新たなキャラクター・大谷日堂に加え、ジャンの傲慢な言動や数々のトンデモ料理が描かれることが予想される。映像化不可能とまで言われた過激なシーンを、アニメでどこまで描くのか注目したい。


