■宇宙世紀作品を象徴する「禁断の技術」の開発者
劇場用アニメ『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』に登場したνガンダム及びサザビーに搭載された「サイコフレーム」と呼ばれる新技術。本来はサイコミュの機能を持つモビルスーツ用の構造材にすぎないが、劇中では人智を超えた不可思議な現象を引き起こし、その後は研究開発が禁止されたほどである。
『逆襲のシャア』の中でこの技術は、アムロ・レイと同等の条件で戦いたいシャア・アズナブルが、自らの手でアナハイム・エレクトロニクス社に横流ししたことで、νガンダムに採用されたという経緯がある。
そしてアニメ劇中では語られていないが、久織ちまき氏のコミック『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア BEYOND THE TIME』(KADOKAWA)の中では、新生ネオ・ジオン軍の戦術士官であるナナイ・ミゲルが、サイコフレームの開発者だと描かれていた。
ナナイは、かつてオーガスタ研究所にいたローレン・ナカモトと関与。最初は単なる被験者の1人にすぎなかったが、のちに研究者としてニュータイプやサイコミュの研究に携わり、さまざまな研究機関を渡り歩いたとされている。
『BEYOND THE TIME』の中では、スウィート・ウォーターのある民間会社でサイコフレームの研究を行っており、そこに訪れたシャアが彼女をスカウトするかたちで新生ネオ・ジオンにサイコフレームがもたらされた。
サイコフレームは意図しない不可思議な現象を引き起こし、小惑星アクシズを押し返すほどの奇跡にも関与したとされている。この現象をナナイ自身は「サイコフレームが人の意志をつなげた結果」と分析していた。
また同漫画の中では、サイコフレーム自身が意思を持っているかのような描写があり、ナナイのことを「母さん」と呼ぶ場面も描かれていたのが印象的だ。
宇宙世紀の『ガンダム』シリーズに登場した、革新的な技術を生み出した開発者を振り返ってみた。少々意外に思える人物が開発に携わっていたケースもあるが、いずれも相当優秀なエンジニアだったことがうかがえる。
SF作品でもあるガンダム作品には、さまざまな技術とそれを開発した人物が無数に登場するが、皆さんがもっとも印象に残っている技術者は誰だろうか。
■ナナイ目線で語られる『逆襲のシャア』の裏側をチェック



