■犯罪者部隊にて運用された高性能な改修機
プレイステーション3用ゲーム『機動戦士ガンダム サイドストーリーズ』(バンダイナムコゲームス)に、「スレイヴ・レイス(RX-79[G]SW)」と呼ばれる機体が登場する。
同機は、陸戦型ガンダムをベースに強化改修された機体で、犯罪者ばかりで結成された特殊部隊「スレイヴ・レイス隊」の隊長機として運用され、裏切り者の抹殺などの危険な汚れ仕事を担当した。
スレイヴ・レイスはベース機の陸戦型ガンダムと比較し、頭部周辺のデザインが大きく変更されている。ジム・スナイパーカスタムを彷彿させる頭部装甲の奥にガンダムフェイスが覗き、おなじみのV字アンテナではなく、ロッドアンテナを2本装備している。またバックパックも高出力の試作型を先行導入するなど、性能の向上が図られた。
『週刊ガンダム・モビルスーツ・バイブル 15および55号』(デアゴスティーニ・ジャパン)によれば、スレイヴ・レイスに導入された技術はガンダムEz-8に転用されたとの記載もある。
犯罪者のみで構成された部隊に、高性能な改修機スレイヴ・レイスが回ってきた背景には、ある“からくり”があった。スレイヴ・レイス隊屈指のハッカーであるドリス・ブラントが書類を偽造し、別の部隊に配備されるはずだったスレイヴ・レイスを横取りしたのである。
■森林での隠密戦に特化した現地改修機
ゲームアプリ『機動戦士ガンダム U.C.ENGAGE』(バンダイナムコエンターテイメント)には、「スライフレイル(RX-79[G]F)」という機体が登場。これは、陸戦型ガンダムを湿地帯や森林などの局地戦に特化させて現地改修した機体である。
先述した通り、RX-78の余剰パーツを流用して作られた陸戦型ガンダムは慢性的にパーツ不足に悩まされる。そのため、現場の判断で少々強引に現地改修されることも多かった。
スライフレイルも限られた補修パーツによって現地改修され、森林での隠密戦闘を念頭に置いた改修が行われている。
周囲の風景に紛れる緑色の機体カラーで迷彩効果を狙い、バックパックは軽量化。上半身は不意の被弾に備えて装甲が追加されている。
また同機の特徴的な武装として、森林地帯での戦闘を想定した持ち手の短いビーム・ジャベリンを2本装備し、それらを接続することでロング・ビーム・ジャベリンとして運用することも可能だ。
今回は『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』に登場した陸戦型ガンダムを素体とした発展機や実験機を振り返ってみた。
ガンダムタイプといえばワンオフの機体も多いが、陸戦型ガンダムのような量産機に、さまざまなバリエーションが存在するというのも、ミリタリー好きにはたまらない設定である。
■陸戦型ガンダムの活躍が描かれた小説をチェック



