アムロ・レイに届かなかった悲運の名機「ガンダムNTー1 アレックス」の系譜 知られざるFA仕様にオールレンジ攻撃まで実現…の画像
ガンプラ「MG 1/100 ガンダムNT-1 Ver.2.0」(BANDAI SPIRITS) (C)創通・サンライズ

 OVA『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』には、物語の根幹を担うニュータイプ専用のモビルスーツ「ガンダムNT-1」、コードネーム「アレックス」が登場する。

 一年戦争時、稀代のニュータイプであるアムロ・レイに届けられる予定の最新鋭のガンダムタイプだったが、ジオン公国軍の特殊部隊に襲撃を受けて中破。結局アムロには届けられず、真の実力を見せることなく物語は幕を閉じた。

 2025年に投票が行われた「全世界"ガンダム"総選挙2025」の開催中、アレックス(ガンダムNT-1)のテストパイロット「クリスチーナ・マッケンジー」役を務めた声優の林原めぐみさんは、ガンダムNT-1 アレックスを猛プッシュ。「せめて宇宙を見せてあげたかった」というコメントを発表し、ガンダムファンの涙を誘った。

 一年戦争時はアムロのもとへ届けられず、まともに活躍する機会が与えられなかったガンダムNT-1。だが、実はいくつかの作品で独自の発展を遂げ、活躍も描かれている。そこで今回は悲運の名機ガンダムNT-1の改修機や発展機を紹介し、その設定や活躍シーンを振り返ってみたい。


※本記事には各作品の内容を含みます。

■紆余曲折を経て、アニメ映像にまで登場

 小説および配信アニメ作品として知られる『機動戦士ガンダム Twilight AXIS(トワイライトアクシズ)』には、ガンダムNT-1の改修機「ガンダムAN-01」、コードネーム「トリスタン」が登場する。

 『Twilight AXIS』では、リボーコロニーで中破したアレックス(ガンダムNT-1)は、その後に修復すべく地球連邦軍の宇宙基地ルナツーに搬入された。

 しかし直後に終戦を迎えたことで長年放置され、のちに地球のオーガスタ研究所に運ばれたという。これはニュータイプ研究が行われるなかで、名目上ニュータイプ専用機として開発されたアレックスに目をつけたためとされる。

 その後アレックスは、のちに「ブッホ・コンツェルン」へと成長するジャンク回収業者「ブッホ・ジャンク社」の手にわたり、改修を受けて「トリスタン」と名を変え、ブッホの私設部隊「バーナムの森」によって運用された。

 長い年月を経て、複雑な経緯をたどったため、トリスタンのパーツの多くは新造され、特徴的な腕部ガトリング以外、アレックスの面影はほとんど残っていない。

 劇中でトリスタンは、アクシズ内に残されていた「ザクIII改」と交戦。さすがに時代遅れの機体がベースのためかパワー負けしているような描写も見られた。

 それからトリスタンは「クレヴェナール」と呼ばれる巨大な専用アームドベースのコアユニットとして運用される。そのコンセプトは、まるで「ガンダム試作3号機 デンドロビウム」を彷彿させ、真紅のモビルアーマー「アハヴァ・アジール」と激闘を繰り広げた。

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