え、劇場版のオリジナルキャラだったの!? 『名探偵コナン』の原作漫画に必要不可欠な存在となった“逆輸入キャラ”たちの画像
劇場版 名探偵コナン 時計じかけの摩天楼 [DVD] (C)1997 青山剛昌/小学館・読売テレビ・ユニバーサルミュージック・小学館プロダクション・TMS

 青山剛昌さんによる『名探偵コナン』は、漫画やアニメが人気なのはもちろん、毎年公開される劇場版も大きな話題を集める。ファンにとって毎年恒例の一大イベントであるほか、劇場版を見ることで原作のストーリーやキャラについての理解が深まることもあり、そうした意味でも見逃せない作品が多い。

 また、『コナン』ではアニメで生まれたオリジナルキャラクターが原作漫画に“逆輸入”され、いつの間にか作品に欠かせない存在となるケースがしばしば見られる。それはテレビシリーズに限らず、劇場版でも同様だ。

 そこで今回は、劇場版『名探偵コナン』から原作漫画へと逆輸入されたキャラクターを振り返っていこう。

 

※本記事には作品の内容を含みます。 

■劇場版第1作のオリジナルキャラクター・白鳥任三郎

 記念すべき劇場版第1作『時計じかけの摩天楼』にて、映画オリジナルキャラクターとして登場したのが白鳥任三郎だ。

 今や『コナン』ファンにとって、おなじみの存在となった白鳥だが、最初は単なるゲストキャラにすぎず、しかも容疑者候補の1人だった。彼が怪しさ満点の言動で周囲を惑わせ、ミスリードを誘ったのは、今となっては信じられない展開だ。

 その後、コミックス第21巻収録の「本庁の刑事恋物語」で、劇場版からの逆輸入キャラとして漫画に本格参戦。劇場版での初登場時は警部補だったが、漫画では警部に昇進していた。そのうち徐々に登場回数を増やし、今では東京で起こる事件であれば、目暮十三警部や高木渉、佐藤美和子らとともに、捜査に参加するレギュラーキャラクターとなっている。もちろん、劇場版にもよく登場する。

 最初は、どことなく嫌味のあるエリートキャラのイメージが強かった白鳥だが、原作漫画に逆輸入されると、佐藤をめぐって高木とライバル関係に……。やがて、少年探偵団の担任・小林澄子との幼少期のつながりが発覚し、彼女といい関係を築き始めている。

 近年は小林先生との関係をのろけるキャラとして「ラブコメ要員」にもなっており、初登場時とのギャップが激しすぎる人物でもある。

■京都での事件では欠かせない存在となった綾小路文麿

 劇場版第7作『迷宮の十字路』では、白鳥の同期として綾小路文麿警部が初登場。彼は京都府警捜査一課の警部であり、白鳥とはライバルかつ犬猿の仲として描かれている。シマリスを常に連れている変わり者で、「おじゃる警部」というニックネームで知られている。

 この時点で白鳥はすでにレギュラーキャラとして定着していたため、劇場版のオリジナル刑事というのは新鮮に感じられた。そんな綾小路も白鳥と同様、毛利小五郎に犯人だと疑われていた。

 その後、劇場版にて京都が描かれる際は綾小路警部の登場が定番となったが、やがてコミックス第94・95巻収録の「紅の修学旅行」で原作漫画にも登場。その際、工藤新一(江戸川コナン)が「割と(頭の)切れる警部」と評していたと、世良真純の口から語られていた。新一がそのように褒めるのはなかなか珍しい話だ。

 ちなみに綾小路役の声優は、後に沖矢昴役も務めることになる置鮎龍太郎さん。だが、ちょっと聞いただけでは同じ人物が演じているとは思えないほど、演じ分けがすさまじい。

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