『ガンダム』シリーズにおいては、モビルスーツ同士の戦闘シーンは大きな魅力の1つ。パイロット同士の駆け引きや、手にした装備を駆使する攻防などは、手に汗握る展開といえるだろう。
しかし『ガンダム』シリーズの作品の中には、一度発動されたら「防御不能」なほど絶大な威力を誇る武装がある。たとえばナノマシンを散布し、あらゆるものをすべて分解してしまう『∀ガンダム』の「月光蝶」などは対処不可能な兵器として有名だ。
それ以外にも、相対するパイロットたちが気の毒になるような、防御不能な必殺武装を紹介しつつ、実際にどのような被害をもたらしたのかを振り返ってみたい。
※本記事には各作品の内容を含みます。
■世界を思うがままにできる圧倒的な力?
『機動戦士ガンダムUC』や『機動戦士ガンダムNT』に登場した「サイコシャード」とは、機体に搭載された「サイコフレーム」から、その機体の外にまで疑似的なサイコフレームを生成する現象を指す。その状態となった「ユニコーンガンダム(光の結晶体)」や「ネオ・ジオング」などは、この力によってさまざまな不可思議な現象を引き起こした。
ユニコーンガンダムは、ただ腕部を振るっただけで発生した光に包まれた大量のモビルスーツの活動が停止。まるでその機体の時間が巻き戻ったかのように人工物が分解されたのである。
劇中の描写としては一瞬光が走っただけなので、当然防御することは不可能。まず回避もできないという、まさに神のごとき所業だった。
ちなみにゲーム『SDガンダム GGENERATION GENESIS』(バンダイナムコエンターテインメント)におけるユニコーンガンダム(光の結晶体)のサイコシャードは、パイロットであるバナージ・リンクスが完成されたニュータイプに覚醒したことで発動したとされていた。
また、偶発的にサイコシャードが発動したユニコーンガンダムとは異なり、ネオ・ジオングやIIネオ・ジオングには「サイコシャード発生器」が搭載されている。これによりサイコシャードを意図的に発動させることができ、発現時は機体に日輪のような疑似サイコフレームが展開される。
劇中でネオ・ジオングは、このサイコシャードの力により敵対するモビルスーツの武装だけを破壊。IIネオ・ジオングに至っては、サイコシャードによってヘリウム3備蓄基地で臨界爆発を起こすという魔法のような力を見せている。
サイコシャードの限界値は未知数であり、関連するサイコフレームの研究は禁止されたようだが、その気になれば世界を思うがままにできるほどの圧倒的な力を見れば、それも当然かもしれない。


