■“善”と“悪”がコロコロ変わるジェットコースター!
そう、このドラマはすべての塩梅が絶妙なのだ。設定を考えた製作陣、天才的すぎませんか?
第7話、未央が示談金を持ちかけたユメの母・中田千尋(栗山千明)にコーン茶を出したところ、千尋がコーンアレルギーで死にかける……(病院に搬送されたため、無事だった)という展開まで入れてきたのには、「何を食べたら、そんな展開を思いつくんだ?」と度肝を抜かれた。
ユメが未央の母を殺してしまったのも、故意ではない。未央も、千尋がコーンアレルギーであることを知らなかったので、もちろん悪気はなかった。でも、もし千尋が命を落としていたら……? そう、ユメと同じ立場になっていたのだ。
そして、公式の説明にも『現在は、再婚相手とその間にできた娘との暮らしを重んじ、地元で有名な学習塾の社長として成功を収めている。過ちを犯した時の対処法は、金で解決するか、無視して逃げ切るかの二択』と書いてある通り、このドラマで唯一“生粋の悪”だと思っていた千尋にも、娘のユメに対してそうならざるを得なかった過去に含みを持たせる。
本当に、『エラー』の製作陣は抜かりがない。ここまで、誰かにとっては“善”で、誰かにとっては“悪”がコロコロ変わるドラマは、なかなかないと思う。
いちばん楽しみにしていたドラマなだけに、最終回を迎えてしまったのが寂しい。まだ見たことがないという方は、配信などでぜひチェックを!(※6月12日現在、U-NEXTとPrime Videoで全話配信中) ジェットコースターのような全8話を、ぜひ味わってほしいです。
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