『ガンダム』シリーズ公式サイト「GUNDAM Official Website」のオープンを記念して実施された「全世界“ガンダム”総選挙2025」の結果が、今年3月に公開された。
世界の10言語圏を対象に、人気の「ガンダム」を決める企画であり、その全世界総合1位に「νガンダム」が選ばれたことは記憶に新しい。
ただしこの総選挙の投票対象は、あくまで「ガンダム」だけに限られており、その他のモビルスーツの人気を知りたいと思ったファンも多いはず。
そしてガンダムに続いて人気投票が行なわれると仮定して、盛り上がりそうな機体といえば、やはりバリエーションが多そうな人気モビルスーツの「ザク」ではないだろうか。
そこで今回は、もしも「ザク総選挙」が開催されるとしたら、どのようなザクが上位にランクインしそうか、その候補を独断と偏見で考えてみた。
※本記事には各作品の内容を含みます。
■「ザクといえばコレ!」という王道機体
まずザクといえば、アニメ『機動戦士ガンダム』に登場したジオン公国軍の主力機体という印象が強い。中でも強烈なインパクトを残したザクといえば、やはりシャア専用ザク、通称「シャアザク」は外せないところだろう。
劇中では「通常の3倍のスピード」と報告されていたが、実際シャアが乗っていた指揮官用のザクIIの機動性は、通常のザクIIと比べてそこまで大きな差があるわけではなかった。“赤い彗星”の異名をとるシャアの技量と、シャアザクの赤いパーソナルカラーのインパクトがあって、少々過剰に表現されたのかもしれない。
また、アニメ『機動戦士ガンダム』に登場した、いわゆる通常のザクII(F型)も、量産機が醸し出すミリタリー感を好む層からかなり人気を集めそうだ。
ファンに強烈な印象を与えたという意味では、OVA『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』に登場したザクII改は忘れられない1機だ。
ザクII改の正式名称は「ザクII最終生産型」であり、『ポケットの中の戦争』では主役級の1人である“バーニィ”ことバーナード・ワイズマンが搭乗。連邦の最新鋭機「ガンダムNT-1」と一騎打ちの末、相打ちのようなかたちで刺し違えるという大金星を挙げた。
最終生産型が意味する通りロールアウトしたのは戦争末期のことであり、一年戦争時のザクの中では最高クラスの性能を誇っている。パイロットのバーニィは巧みな戦術で自らの命を犠牲にしながらも、新型のガンダムを行動不能状態に追い込んだ。その悲しいドラマも相まって、ファンにとっては忘れられないザクといえるだろう。
他の映像作品でもOVA『機動戦士ガンダムUC』に登場したザクI・スナイパータイプは、劇中の時代では旧式中の旧式でありながら、最新鋭の機体に対して一矢報いる活躍を見せ、ファンの感動を生んだ。もしも人気投票が行なわれたら、こういった渋い機体に投票するファンもいそうだ。


