■怪獣の魂を結集して生み出された「グランドキング」、その中身は…!?
最後は1984年公開の映画『ウルトラマン物語(ストーリー)』に登場した超合体怪獣「グランドキング」に触れておきたい。
同作は、ウルトラ戦士を目指すウルトラマンタロウの少年期から青年期にかけての成長を描いた物語。宇宙の歪みが生んだ宇宙の帝王「ジュダ」が復活し、宇宙に散らばる怪獣の魂を集めてグランドキングを生み出す。
グランドキングはその容姿から、角は「ゴモラ」、尻尾は「ツインテール」といった具合に、さまざまな怪獣のパーツが合体したものとされている。だが、全身が装甲に包まれているため判然としない。
ただし、その強さは強烈そのもの。宇宙空間でゾフィーを筆頭とするウルトラ5兄弟と対峙した際は、光線技を浴びてもビクともしなかった。
逆に額から放つ光線「グランレーザー」や、尻尾から放つ破壊光線でウルトラ5兄弟を翻弄する。
惑星フェラントに戦いの場を移してからも、グランドキングは怪力を秘めた「スーパーハンド」でウルトラ5兄弟を圧倒。距離を置いての戦いでは再びグランレーザーで優勢に立ち、ウルトラ5兄弟は攻めあぐねていた。
ウルトラ5兄弟は素早い動きで揺さぶりをかけ、5人総出で押さえ込もうとしたが、グランドキングは体を赤く発光させて兄弟たちを吹き飛ばしてしまう。
さらに5兄弟の合体光線を浴びても、すぐに口からの「グランビーム」で反撃。もはや手のつけようのない状態だったが、途中参戦したウルトラマンタロウのウルトラホーンに兄弟のエネルギーを結集させたことで戦況が一変。徐々に劣勢に追い込まれ、最後は「コスモミラクル光線」を受けて大爆発した。
怪獣が合体した装甲の下の雄姿を拝めなかったのは少々残念だったが、それを補って余りある強さに脱帽させられたグランドキング。ものものしいデザインとあいまって、子ども心に「カッコいい!」と感じた合体怪獣だった。
ただでさえ手ごわい怪獣たちが結集し、パワーアップを果たした「合体怪獣」の存在には心惹かれるものがあった。それぞれの合体怪獣の強さは今見ても際立っていたので、これを機にもう一度見直してみるのはいかがだろうか。
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