2027年10月からアニメ第3期の放送も決定し、ますます盛り上がりを見せる『葬送のフリーレン』。第3期「黄金郷編」において重要キャラとなるのが、経験豊富な宮廷魔法使いにして一級魔法使いでもあるデンケンだ。彼は「一級魔法使い試験編」で初登場し、主人公・フリーレンたちとは時に敵対し、時に協力しつつ強烈な存在感を示した。
今後放送される第3期では、彼の人生そのものが重要な要素となり、さらなる活躍の舞台が待っている。そんなデンケンについて、これまでのアニメで描かれた活躍シーンを振り返りながら、彼の人柄について掘り下げてみたい。
※本記事には作品の内容を含みます。
■名実ともにすぐれた魔法使い
先にも触れた通り、デンケンの初登場は「一級魔法使い試験編」でのこと。受験者としての参加である。ただ、デンケンは当時すでに宮廷魔法使いとしての地位を確立しており、周りの受験者と比べても突出した存在だった。当初の肩書きは二級魔法使いだったにもかかわらず、その実力は一級レベルと見なされていたほどである。
当然ながら戦闘の経験値もかなり高いわけだが、一次試験では運悪くフリーレンとの戦闘になって敗北。その後諦めずにどうにか通過したものの、二次試験でもフリーレンの複製体を前に足止めを食らってしまう。こうした展開もあって、実際どのくらい強いのかイマイチ分かりづらい部分はあった。
しかし彼のシーンをあらためて振り返ってみると、その高い実力の片鱗を示している。使用する魔法は「竜巻を起こす魔法(ヴァルドゴーゼ)」に「風を業火に変える魔法(ダオスドルグ)」など種類豊富で、それぞれの威力も段違い。あのフリーレン相手でなければ、対戦相手を一蹴していてもおかしくなかった。おまけに、魔力が尽きた後でも「殴り合いじゃぁぁぁぁッ!!!!」と素手で立ち向かうなど、意外にも武闘派なところまで見せていて素晴らしい。
また、「大陸魔法協会」の創始者であるエルフの大魔法使い・ゼーリエと対峙した際、その圧倒的な魔力量を見たにも関わらず「どう戦うか」を考えたのも、彼の実力の証である。
本人は一瞬考えただけですぐに諦めたと話しているが、たとえそうだとしても、ゼーリエクラスの魔法使いを前にそんなことを考えられる者はほんの一握りだ。
自分よりはるかに格上の相手と戦おうとする野心と、無理だと分かったら潔く引く冷静さを兼ね備えた人物。まさに、デンケンという男の老練さを物語っている描写といえるだろう。


