2026年5月27日、初代『ドラゴンクエスト』の発売から40周年を迎え、スクウェア・エニックスから「ドラゴンクエストからのお知らせ」という映像が配信された。その中で、『ドラゴンクエストモンスターズ』シリーズの最新作の製作も発表され、ファンを驚かせた。
前作にあたる『ドラゴンクエストモンスターズ3 魔族の王子とエルフの旅』が発売されたのは2023年12月のこと。比較的短い間隔での新作発表は事前予想をいい意味で裏切った。
『モンスターズ』シリーズは『ドラクエ』の外伝作品であり、1998年に発売された初代『テリーのワンダーランド』から根強い人気を誇る。『ドラクエ』に登場するモンスターたちを仲間にして、配合をすることで新たなモンスターを生み出し、より強いモンスターを作っていくのが魅力である。
今回は『モンスターズ4』がどのような内容になるのか、今回発表された映像を振り返りつつ、そこから分かった情報から探っていきたい。
■「ビアンカとフローラ」2人の主人公
今回の特別配信で流れた最新PVでは、スライムとわたぼうをはじめ、数多くのモンスターが登場。その後、カモと犬を足したような新規モンスターとともにタイトルロゴが浮かび上がり、ビアンカとフローラが現れ、ゲームタイトルが『ドラゴンクエストモンスターズ4 枯れ木の国のビアンカ・フローラ』であることが判明した。
ビアンカとフローラといえば、『ドラクエ5』において花嫁候補となるキャラだが、今回は幼少期の姿になっている。後日、堀井雄二氏は、自身のXにて「ビアンカ、フローラ、どちらでプレイしますか?」と発言しており、この2人の主人公を選択することが明らかになった。
2人のどちらかを主人公に選ぶというシステムは、過去作の『ドラゴンクエストモンスターズ2 マルタのふしぎな鍵』と同様だ。この時はイルとルカの兄妹のどちらを選んでもストーリーに大きな違いはなかったが、『モンスターズ4』ではどうなるのだろうか。
さらに、過去作を遊んできたファンならお気づきのことと思うが、『モンスターズ』シリーズのナンバリング作品には、『テリーのワンダーランド』ではタイジュの国、『マルタのふしぎな鍵』ではマルタの国と、樹木をモチーフにした共通の世界観があった。『モンスターズ4』ではその国の1つである「枯れ木(カレキ)の国」が舞台になりそうだ。
ちなみに前作にあたる『モンスターズ3 魔族の王子とエルフの旅』は『ドラクエ4』のラスボスであるピサロの冒険を描いたもので、舞台は魔界である。むしろ『モンスターズ3』だけがナンバリング作品で異なる舞台であり、唯一の例外といえるのかもしれない。
■ビアンカ、フローラとくれば、デボラの登場にファンも歓喜
この新作発表があった直後、ネット上で大きな話題になったのがフローラの姉である「デボラ」の存在だ。『ドラクエ5』のリメイク版にて、3人目の妻候補として追加されたデボラの姿が『モンスターズ4』のPVに見当たらなかったため、不満の声をあげるファンもいたのである。
しかし堀井氏は28日、自身のXにて「もちろんデボラも出演しますよ」と投稿し、デボラファンを歓喜させた。
『モンスターズ』シリーズは、あくまで本編シリーズのスピンオフ作品。これまでもIFストーリーとして描かれてきたが、本編の設定を補完するようなシーンがあることも、ファンにとっての見どころだった。
そしてビアンカ、フローラ、デボラといえば「天空の勇者の血」を引く者という共通点があり、『モンスターズ4』でもそのあたりの関連エピソードが描かれることを期待したくなる。
今回のPVで判明したビアンカの新規ビジュアルは、『ドラクエ5』の幼少期より少しだけ大人びた印象を受ける。また、トレードマークだったツインテールの三つ編みが1本になっていることから、『ドラクエ5』の本編でキラーパンサーに自身のリボンをあげた後の話かもしれない。
もしそうだとすれば『モンスターズ4』は、『ドラクエ5』の主人公が父・パパスを失い、奴隷として働いていた10年間のどこかで起きたストーリー……ということだろうか。


