■中年男性と少女のバディに感情移入
『プラグマタ』は発売から16日間で200万本を突破した大ヒット作となりました。
発売当初からSNSでは、ディアナの愛らしさに注目が集まっていました。もちろん、キャラクターも大きな魅力のひとつです。
しかし、実際にプレイして強く印象に残ったのは、TPSそのものをアップデートした戦闘システムでした。
クリアまでのプレイ時間は約10時間と比較的コンパクトでしたが、「基地からの脱出」という明確な目的があるためテンポが良く、舞台が研究基地中心でありながらもステージが工夫されており、退屈を感じさせません。
さらに、ストーリーについても満足度の高い内容でした。
中年男性と少女のバディものといえば、『The Last of Us』や映画『レオン』など、数々の名作が存在しており、約束された名作ジャンルです。それゆえ、ユーザー側の期待値も自然と高くなります。
『プラグマタ』は、プレイの中でヒューとディアナの関係性を丁寧に積み重ねていきます。気づけば二人への思い入れがしっかり形成され、終盤には感情移入せずにいられません。
そしてラストは……ぜひ実際にプレイして、その結末を見届けてほしいです。
また、クリア後には「真エンド」が見られるという追加コンテンツが開放されます。やり込み要素ということでクリア後も楽しみは残っています。私もこれからトライしてみたいと思っています。
今やゲーム開発は、数百億円規模の予算が動く時代。その中で多くの大手メーカーは、既存シリーズの続編やリメイクなど、成功が見込めるタイトルを重視してきました。
だからこそ、完全新作IPに挑戦するプレッシャーは計り知れない。そんな中で『プラグマタ』は、新しいTPSの面白さを提示しました。
カプコンUSAのロブ・ダイヤーCOOは、『プラグマタ』について「今後も展開していけるIP」と語ったそうです。本作を通して、改めてカプコンという会社の開発力の高さと、圧倒的な安定感を実感すると同時に、『プラグマタ』シリーズの今後への期待も高まるばかりです。
【プロフィール】
宇内梨沙(うないりさ)
ポップカルチャーを心から愛する元アナウンサー。2015年、TBSテレビに入社。アナウンサーとして多数の番組を担当する一方、ラジオやYouTubeなどでゲーム偏愛を披露。2025年にTBSを退社し、現在は『Twitch』でゲーム配信者として活動中。
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