4月21日、佐藤二朗さんと橋本愛さんがW主演を務めるドラマ『夫婦別姓刑事』の第2話が放送された。本作は、夫婦であることを隠しながらバディを組む四方田誠・鈴木明日香がさまざまな事件を解決していく“考察型”ミステリードラマである。
第1話では誠の前妻・皐月が殺害された未解決事件の謎というシリアスな設定が明かされ、真犯人を追う夫婦の絆が涙を誘った。しかし、続く第2話ではその空気が一変。コミカル色がさらに強くなり、SNSを中心に視聴者の間でそのギャップにも注目が集まった。
※本記事にはドラマ『夫婦別姓刑事』第2話までの内容を含みます
■夫婦別姓刑事ならぬ夫婦別姓占い師の事件で大ピンチ
第2話で発生したのは、占い師の彩雲時ヒカルが襲撃されるという事件である。しかもその舞台は、誠と明日香が通っていた占いのフロアだった。
かつて誠は、同じフロアに店を構える別の占い師・ミセス太陽を明日香からおすすめされ、彼女のアドバイスに背中を押されてプロポーズを決意したという。いわば2人の“愛の聖地”が事件現場になるという、数奇な再訪が描かれた。
そんな秘話が判明したのも束の間、第2話の軸となるのは、自分たちの関係を必死に隠そうとする2人の隠蔽工作である。第1話のシリアスな展開とラストから「2話の事件も皐月殺害事件とリンクするのか」と身構えていた視聴者も多かっただろうが、良い意味でその予想は裏切られ、今回は夫婦の必死すぎるドタバタ劇へと舵を切る形となった。
容疑者であるミセス太陽を調べながらも、誠と明日香に課せられた最大のミッションは顧客リストから夫婦関係が周囲に露呈するのを防ぐこと。そのために彼らは捜査以上に頭をフル回転させ、あれこれ考えを巡らせるのだ。途中で実はミセス太陽と彩雲時が“夫婦別姓占い師”だったと知るや、自分たちも同じだとうっかりバラしてしまうシーンは、もはや微笑ましくすらある。
だが、署内で捜査が進むにつれますます大ピンチ。そもそも早い段階で「過去に客として行ったことがある」と申告していれば済んだ話なのだが、もはやごまかすことしか考えていない2人は演技練習にまで着手する。明日香が誠を「(隠し事をするなんて)刑事として失格ですよ!」と署内で責め立てるリハーサルまで行い、そのズレた一生懸命さはもはやコントのようだ。
コメディ全開な2人の掛け合いには、視聴者からも「相性良くて面白い」「橋本愛の突き抜けっぷりと美しさが絶妙」「絶対笑ってNGシーン多いよねこのドラマ」といった高評価の声が多く寄せられていた。
佐藤さんならではのアドリブ感あふれるテンポに、橋本さんが絶妙なキレとテンションで応えているのが大きな魅力なのだろう。なかには、「どれくらいアドリブあったんだろ」といった佐藤さん独特のセリフ回しへのツッコミも多く見られた。たしかに、彼らの絶妙な掛け合いを見ているとほぼアドリブなのではと思えてしまうから不思議だ。
一方で、作中では彼らの努力も虚しく、斉藤由貴さん演じる小寺園みちるや齋藤京子さん演じる郡司綾にはすでにうっすらバレかけている。特に、過去の事件に何らかの関わりがありそうな素振りをたびたび見せる小寺園は、これからより重要な意味を持ってクローズアップされていきそうだ。
第2話は全体的にコミカル路線だったこともあって、多くの謎は散りばめられていない。しかし、ラストでは誠の娘・音花がSNSで消しゴム事件についての投稿を意味ありげな表情で調べ、「消しゴムしたい」などという物騒な言葉も発している。事件への関与を含め、彼女の存在もまた物語に転機をもたらすだろう。
皐月殺害事件の真相を追う重いテーマがありつつも、誠と明日香の強い絆が回を追うごとに笑いとともに増していく本作。関係がバレるかどうかの瀬戸際で見せる2人の必死な姿は、ミステリーとはまた別な、ある種のスリルがある。事件の真相はもちろん、秘密の関係を巡るハラハラ感からも目が離せない展開が続いていきそうだ。
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