■劇中でのエモすぎる演出と、圧巻の無双シーンに鳥肌…

 『SEED FREEDOM』の劇中、ストライクフリーダム弐式に乗るキラは、ブラックナイトスコードのカルラとシヴァの2体と激突。しかし性能面で劣る弐式は劣勢に立たされ、撃破寸前まで追い詰められる。

 そこに駆けつけたアスランがシヴァを撃破し、キラの恋人であるラクスが届けたプラウドディフェンダーと弐式がドッキング。かつて『ガンダムSEED』のフリーダムガンダムの劇的な登場シーンで流れた、あの名曲『Meteor -ミーティア-』とともに、マイティーストライクフリーダムガンダムが完成するのである。

 この満を持してのマイティーストライク登場からの無双シーンは、『ガンダムSEED』の神回「舞い降りる剣」に匹敵する鳥肌モノの演出だった。

 黄金の翼から散布されたナノ粒子によりビーム攻撃を完全に無効化し、大量のミサイルやドラグーン(無線兵器)も雷撃によってすべて迎撃。さらに最強兵器「ディスラプター」によって、要塞メサイアとその裏に配備されていたカルラの支援艦までたったの一撃で撃破するのである。

 遠距離攻撃をすべて封じられたカルラは、近接戦闘に切り替えるもゼロ距離からディスラプターを撃たれて左腕が消失。最後はフツノミタマに貫かれ、マイティーストライクフリーダムガンダムは衝撃的な逆転勝利をおさめた。

 とにかく強力すぎるディスラプターだが、その圧倒的な威力ゆえに使用にはラクスの承認を必要とする。だが劇中ではラクスが同乗していたため、一瞬で承認されており、キラとラクスの関係を考えるとあくまで形式上のもののようだ。

 前述の書籍『メカニック&ワールド』に収録されたインタビューにて、福田己津央監督は「ディスラプターは実験兵器であり、(中略)秘匿しておくのでは」と、その兵器の危険性についても言及していた。


 今回は2024年と比較的最近の映画で初登場した機体ながら、「全世界“ガンダム”総選挙2025」で高い人気を誇った「マイティーストライクフリーダムガンダム」について振り返ってみた。

 今や世界規模の人気機体といっても過言ではないだけに、これまでアナザーガンダムの作品を見てこなかった人も、この機に『ガンダムSEED』シリーズに触れてみるのはいかがだろうか。

 

■監督インタビューも必見『SEED FREEDOM』関連書籍をチェック

機動戦士ガンダムSEED FREEDOM メカニック&ワールド (双葉社MOOK)
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