■最初はひたすら怖かった悲鳴嶼

 先述の柱合会議で初登場した柱の面々の第一印象も、今とはかなり異なる。皆どこか底知れず、発言の内容からも怖い人だと思われた。中でも岩柱の悲鳴嶼行冥は特に怖かった。

 彼は周りよりも一際大きな体格で、白目で涙を流しながら、炭治郎に対し「なんとみすぼらしい子供だ」「かわいそうに、生まれてきたこと自体がかわいそうだ」「殺して解き放ってあげよう」などと物騒なことを口にしていた。

 そこからしばらく人となりが分かるシーンはなかったが、「柱稽古編」では炭治郎に自身の壮絶な過去を語っており、その姿は静かな慈悲深さに満ちていた。

 さらに「柱稽古編」最終話では、お館様の自爆作戦のことを唯一知らされており、お館様からもっとも信頼を寄せられていたことがうかがえる。まごうことなき柱の筆頭であり、皆からもリーダー格として深く慕われているようだった。

 

 ストーリーが進むにつれて、どのキャラのことも気づけば好きになってしまう『鬼滅の刃』。再放送ではあらためて彼らの初登場シーンに注目し、その言動の裏で本当は何を考えていたのか思いを巡らすのも楽しいだろう。

 

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