【春アニメ】「俺TUEEE」だけじゃない!「なろう発」の新作3選 敬遠している人にこそ見てほしい名作シリーズの画像
TVアニメ『本好きの下剋上』公式Xより © 香月美夜・TOブックス/本好きの下剋上製作委員会2026

 4月も序盤を過ぎ、2026年春アニメも続々とスタート。『日本三國』や『黄泉のツガイ』といった期待の集まる新作アニメはもちろん、2期以降が放送される続編アニメにも人気作が多い。

 そんな春アニメには『転生したらスライムだった件』第4期などをはじめ、無料小説投稿サイト「小説家になろう」発の注目作品も多い。ただ、「なろう発作品」になじみのない人からすると、“俺TUEEE”のような「チート能力」や、異世界バトルモノに見られる「パーティー追放」という流れを想定し、アニメを見ずに敬遠してしまう人も多いかもしれない。

 しかし、なろう発作品には異世界バトルモノだけでなく、青春ラブストーリーやゆったり日常系作品など、毛色が違う注目作も目白押しだ。

 そこで今回は、現在放送中の春アニメの中でも、誰でも楽しめそうな「なろう発」タイトルを3作ピックアップ。前作までに描かれた物語や、今期の見どころまでをチェックしていこう。

※本記事には各作品の内容を含みます。

■本作りの新たなステージへ!?『本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~ 領主の養女』

 ひとつめに紹介するのは、香月美夜氏の同名小説が原作の『本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜』。

 本を読むことが生き甲斐の主人公・本須麗乃は司書として就職が決まっていたものの、地震で倒れて来た本棚の下敷きになって死亡。その後、本が貴重なモノとされる異世界において、平民少女・マインに転生した本須が、前世での経験や知識を生かして本作りに奮闘する物語だ。

 アニメはこれまでに第3期までが放送され、工房を立ち上げて試行錯誤を繰り返しながら、本を作るための植物紙やインクの開発に力を注ぐマインの姿が描かれてきた。一方でマインは、自身の魔力に身体をむしばまれてしまう“身食い”であることが発覚。幼くして死に至るこの病を克服するために、魔力を吸い出せる魔術具がある神殿に巫女見習いとして入ることになった。

 そして、先日放送が開始されたアニメ第4期「領主の養女」の1話では、マインを養女に迎えた領主・ジルヴェスターが、彼女の考えた印刷技術を新しい産業とすることを宣言する。

 これまで本作りへの執念で、周りが見えなくなって数々のトラブルを起こしてきたマイン。領主の養女となり、厳しい貴族社会に身を置くことになった彼女の本への情熱が、世界をどう動かしていくのか。「本がなければ作ればいい!」というマインの信念が実を結ぶことを期待したい。

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