■『アウトラン』のBGMにボーカル入りの曲があった?

 さて、『アウトラン』といえば「音楽」も大きな魅力のひとつ。『アウトラン2SP』も曲がよかったですね。もともと、私はシリーズ1作目の3曲がとても好きなんですが、本作にはそのアレンジバージョンも使われています。ただ、『アウトラン2』『アウトラン2SP』のオリジナル楽曲もすごくいいんですよ。

 初代の曲がインストゥルメンタルなので、どうしてもそのイメージが強くて、最初はそっち系の曲がお気に入りでした。でも、『アウトラン2SP』にはボーカル入りの曲も用意されていて、遊んでいるうちに女性ボーカル曲がどんどん好きになっていきました。

 ちなみに、音楽が特徴のシリーズだけあって、サントラも多数リリースされています。

 20年くらい前、セガの通販サイト・セガダイレクトで、『アウトラン』の曲を集めたCDボックス(※『OutRun 20th Anniversary Box』)が発売され、私も買いました。また、XBOX版『アウトラン2』の初回限定版には『OutRun2 SOUNDTRACKS SIDE B』というCDが付いていて、 当時発売された『OutRun2 SOUND TRACKS』と揃えてセットになる仕組みでした。

 ちなみに、Xbox版『アウトラン2』は、現在当店で販売しております。こちらは1万6500円(税込)です。

■HDMI出力のきれいな映像で今も遊べるPC版

 Xbox版はプレイステーション2版と違って『アウトラン2』の移植ですが、『アウトラン2SP』の登場車種が追加されるなどのアレンジが加えられているようです。

 また、海外では『OutRun2006』というタイトルで、プレイステーション2版やPC版、PSP版も出ているんですよ。2006年ですから、日本で『アウトラン2SP』が出るより前に発売されたんですね。もちろん、私はすべて購入しました(笑)。

 『2006』のプレイステーション2版は映像出力が違う関係で、国内版の本体では遊べませんでしたが、PC版やPSP版は日本のハードでも遊ぶことができました。

 PSP版は発売当時、海外ソフトを扱っている秋葉原のショップで買いました。プレイステーション2版と比べて、テクスチャーなどはやっぱり見劣りするんですが、ハンディ機でこれだけできるってスゴイなと、喜んで遊んでいました。

 また、PC版も買ったのですが、まともに動かなくて……要求されるスペックが高かったんですかね。でも、時が過ぎ、今のパソコンで動かすとサクサク動くんですよ! プレイステーション2だと、赤白黄色のコンポジットケーブルでテレビとつないだあの画質なわけですが、パソコンだとHDMIで出力したきれいな映像で遊べるので、たいへん気に入っています。

 

※ソフトの値段や状態などは取材時のものです。

【プロフィール】
大竹剛(おおたけ・つよし)
「レトロゲーム」に造詣が深い“元ドット絵職人”。ゲームメーカー「テクノスジャパン」で、主に『くにおくん』シリーズにドッターとして参加。現在は「ハードオフTOKYOラボ吉祥寺店」で店長を務める。本人もレトロなゲームのコレクター。

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