新たな“ニチアサ”の顔となった『鬼滅の刃』再放送 「毎週見ちゃう」「映画を考えるとエモい」とリアルタイム視聴を楽しむ声が続々の画像
『鬼滅の刃』4[DVD](アニプレックス)©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

 4月5日より、フジテレビ系列でアニメ『鬼滅の刃』の全編再放送がスタートした。放送時間は毎週日曜日朝9時30分、この時間のアニメ枠は、2006年から2025年まで『ONE PIECE』が放送されており、最近は新作アニメが放送されていた枠。元々深夜に放送されていた『鬼滅の刃』は再放送ではあるものの、このたび日曜朝の顔になる。

■ニチアサでもお構いなしの「鮮烈描写」

 今回放送された第1話「残酷」は、主人公・竈門炭治郎が血だらけの妹の禰󠄀豆子を背負って「なんでこんなことになったんだ」と絶望しながら雪山の中を歩いているシーンからスタートする。

 この展開に至る前、炭焼きを営む一家の長男である炭治郎は、家族のために炭を売りに山を下りる。その夜、竈門家とも交流のある三郎じいさんは、夜遅くに家路に就こうとする炭治郎の身を案じて強引に家に泊まらせるのだが、夜が明けて炭治郎が家に戻ると、家族は何者かに惨殺されていた。そして、唯一生き残った禰豆子は鬼にされてしまうというエピソードだ。

 『鬼滅の刃』は現在配信サービスでいつでも見られるものの、リアルタイム鑑賞ならではの楽しさや一体感があったようで、SNSでは「再放送見始めたけど見事にハマった」「毎週見ちゃうなこれ」という声があがるなど大きな盛り上がりを見せた。

 また、中にはこの第1話の衝撃的な展開が日曜の朝から放送されたことに驚く声もあり、「炭治郎の人生鬼モード過ぎる」といった反応も見られた。

 そしてこの悲劇に立ち会った炭治郎の幼さにあらためて驚いたという声も多い。第1話の時点で炭治郎は13歳。髪型や額のあざも今とは異なり、表情やしゃべり方にもあどけなさを感じる。それもそのはず、この時の炭治郎はまだ鬼を斬ったことはおろか、その存在も知らないのだ。

 目の前で起こる不幸に対して逃げることしかできずに悲しむ声色には、鬼殺隊に入隊して以降の、あの燃えるような強さはまだ感じられない。

 鬼という存在に人生を丸ごと変えられてしまった炭治郎の悲劇をひたすら実感させられる回であった。

■再放送から劇場視聴へ…「義勇さんでよかった」

 そして第1話の放送後に目立ったのが、再放送視聴後にその足で映画館に駆け込み、終映間近の『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』を観に行ったという声だった。

 1話終盤に水柱の冨岡義勇が登場し、禰󠄀豆子を殺すべきと考え「生殺与奪の権を他人に握らせるな!」と、炭治郎に厳しい言葉を投げかける。

 一方映画では、炭治郎と冨岡が共闘し、上弦の参の鬼・猗窩座と戦うことになる。ここに至るまでの長い戦いや因縁、『柱稽古編』での両者の交流を考えると、あらためてこの1話が効いてくる。

 そのため、「義勇さんが炭治郎を鬼殺隊へ導かなければあの歯車は回らなかった」「義勇さんじゃなかったらどうなってたんだ…」など、炭治郎が禰󠄀豆子を背負ってさまよっている時に出会ったのが冨岡でよかったと考えるファンの声も多かった。

 炭治郎はこの後、那田蜘蛛山での戦いを経て初めて冨岡以外の柱に会うことになるが、このタイミングで出会ったのが彼でなければ、禰󠄀豆子は問答無用で殺されていたかもしれない。こういった点からも、その後の展開を知っているからこその楽しみ方があったようだ。
 
 アニメ『鬼滅の刃』は、『竈門炭治郎 立志編』が全26話、『無限列車編』が全7話、『遊郭編』が全11話、『刀鍛冶の里編』が全11話、『柱稽古編』が全8話で構成されている。これがすべて放送されると、1年以上は日曜朝にリアルタイムで『鬼滅の刃』を楽しめるということになる。悲しい戦いも感動の展開も、今見るとまた新しい見方で心が動かされるに違いない。

 

■再放送で話題再燃!伝説級のヒット作、その原点をチェック 
鬼滅の刃 1
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