1979年放送のアニメ『機動戦士ガンダム』から始まったガンダムシリーズ。アニメ作品を中心に続編などが展開されてきたが、コミックやゲーム、小説といったさまざまなメディアでも関連作品が発表されている。
ガンダムをモチーフにしたゲームで特に有名なのが、『SDガンダム GGENERATION(ジージェネレーション)』シリーズだ。
1998年に発売されたプレイステーション用ソフト『SDガンダム GGENERATION』(バンダイ)から始まり、2025年にはスマホアプリ『SDガンダム GGENERATION ETERNAL』(バンダイナムコエンターテインメント)がリリースされるなど、今も続いている長く愛されたシリーズである。
そんな『Gジェネレーション』シリーズには、アニメなどには登場しないゲームオリジナルの機体も実装されている。中にはアニメファンが驚くようなオリジナル設定のMSもあったので、あらためて特徴的な機体を振り返ってみたい。
※本記事には各作品の内容を含みます。
■「光の翼」を持ち、邪悪なビジュアルが印象的な高性能MS
プレイステーション版『SDガンダム GGENERATION-F』(バンダイ)で初登場したゲームオリジナルの機体が「ザンスパイン」だ。
同機はアニメ『機動戦士Vガンダム』でおなじみのザンスカール帝国の試作機であり、リガ・ミリティアから奪ったミノフスキードライブの技術を用いて開発された。
ザンスパインはミノフスキードライブユニットを3機も搭載し、V2ガンダムの象徴だった「光の翼」もしっかり発生する。V2ガンダムに勝るとも劣らない高い戦闘能力を持ち、その禍々しいビジュアルからは「悪のV2」といった印象を受ける。
さらにV2ガンダムにはなかったサイコミュシステムまで搭載。オールレンジ攻撃が可能なサイコミュ兵器「ティンクル・ビット」も使用できる。ゲーム内の解説によれば、「精神波による幻惑効果を伴ったオールレンジ攻撃」と説明されていた。
ゲームの設定によると、ザンスカール帝国軍のナンバー2「タシロ・ヴァゴ大佐」のもとでザンスパインは開発された。しかし、試作機の完成直後にタシロが戦死したため、本機は歴史の表舞台に出ることはなかったという。
もし実際にザンスパインとV2ガンダムが戦場で激突していたら、どのような戦いを繰り広げたのだろうか……。
■「究極のガンダム」の意志を受け継いだ“デビルの子”
ザンスパインと同じく『SDガンダム GGENERATION-F』で初登場したオリジナル機体が「デビルガンダムJr.」。その名からも分かる通り、アニメ『機動武闘伝Gガンダム』のラスボスだったデビルガンダムから派生するバリエーション機である。
デビルガンダムはドモン・カッシュらの活躍で消滅したが、すでに生み出されていたDG細胞を持つデスアーミーが独自に進化。それらが合体して誕生したのがデビルガンダムJr.とされている。
4本の巨大な脚部の中央に、人型の上半身が逆さまにぶら下がっているという異様なビジュアルが特徴。その4本脚それぞれに「デビルガンダム四天王」と呼ばれたマスターガンダム、グランドガンダム、ガンダムヘブンズソード、ウォルターガンダムの武装を模したビット兵器を持つ。
また人間に対して精神操作を行い、支配下に置く機能を有する。「地球再生のため人類を抹殺する」というデビルガンダムの活動目的をさらに進化させ、「人類を地球再生のための奴隷としてコントロールする」ことを遂行しようとしていた。


