2026年3月31日、ガンダムシリーズ公式サイト「GUNDAM Official Website」のオープンを記念して実施された「全世界“ガンダム”総選挙2025」の結果が公開された。
同企画は、世界の10言語圏を対象に行われ、世界規模で人気のガンダムを決めるという内容。昨年2025年10月10日から12月25日までの投票を受け付け、結果的に133万を超える票が寄せられた。
その全世界総合ランキングの1位に輝いたのは「νガンダム(機動戦士ガンダム 逆襲のシャア)」、2位に「ウイングガンダムゼロ EW版(新機動戦記ガンダムW Endless Waltz)」、3位は「Zガンダム(機動戦士Zガンダム)」という結果となった。
さらに公式サイトでは、各言語ごとのランキング結果(トップ10)も発表。その詳細な結果について、かなり興味深い傾向が見られた。
■言語圏ごとの「違い」にファンも注目!
全世界総合ランキング2位に輝いた「ウイングガンダムゼロ EW版」は、各言語圏において高いアベレージを誇ったが、中でも英語圏と繁体字圏(台湾)で1位に推されていた。実はアメリカで最初に放送されたガンダム作品が『新機動戦記ガンダムW』だったこともあり、そのあたりが影響したのかもしれない。
また言語別ランキングにおいて、唯一主役機ではない「ストライクルージュ」が1位に輝いたのがタイ語圏だ。この結果について、日本のガンダム好きも不思議に感じたようで、SNSでは「意外すぎる」「普通のストライクじゃないんだ…」「赤さがよかったのか、カガリがよかったのか」といった声があがっていた。
なお、ストライクルージュは『ガンダムSEED』人気が高いといわれている簡体字圏でも4位という高順位にランクインしている。
ちなみに2024年に行なわれた「機動戦士ガンダムSEEDシリーズ グランプリ2024」という公式投票企画で、主人公のキラ・ヤマトを抑えて1位に輝いたのが「カガリ・ユラ・アスハ」だった。そのカガリがストライクルージュのメインパイロットであることから、彼女の絶大な人気が影響したという見方もできるかもしれない。
■謎の「Gガン機体」旋風が面白い!
それぞれの言語圏のトップ10を細かく紐解いていくと、『機動武闘伝Gガンダム』の個性的なモビルファイターが謎の人気を集めているのが目につく。
中でも異様なほどの支持を集めていたのが、「特別賞・ネオオランダ賞」を受賞した「ネーデルガンダム」だ。
ネーデルガンダムは、タイ語圏でなんと2位に選ばれ、繁体字(香港)圏 でも3位、フランス語圏では8位にランクイン。その結果、全世界総合ランキング25位に輝いたのは、作中での扱いを考えると快挙といえるだろう。まるで風車のような奇抜なビジュアルが目を引いたのが、世界での人気の理由なのだろうか。
また『Gガンダム』のモビルファイターでは「テキーラガンダム」の人気も侮れない。スペイン語圏では、ガンダムF91に次ぐ2位に輝き、英語圏でも7位にランクインした。
テキーラガンダムといえばネオメキシコ代表のモビルファイターであり、そのメキシコはスペイン語が公用語なので、この人気はある意味必然といえるのかもしれない。
このほかにも「マーメイドガンダム」がイタリア語圏で3位にランクインするなど、『Gガンダム』の一部機体は各言語圏で不思議なほどの人気を博していた。やはりモビルファイターの個性的かつ少々尖ったメカデザインは、世界の人々から受け入れやすいのだろうか。
今回は「全世界“ガンダム”総選挙2025」の結果から、少々マニアックなポイントに絞って振り返ってみた。全世界を見渡せば、ガンダム作品にそれほど詳しくない人からの投票もあったと思われ、それがユニークな機体の躍進につながった可能性も考えられる。
それに今回は「ガンダム機体」に限っての投票だったが、もしも全機体への投票がOKになったら、どのような機体が人気を集めるのか、そちらも非常に興味深い。




