1966年放送の『ウルトラQ』から始まった昭和『ウルトラマン』シリーズでは、さまざまな怪獣や宇宙人を相手にウルトラ兄弟が奮闘。テレビ画面の向こうで展開される激闘に、胸を躍らせたものだ。
どうしてもウルトラ兄弟の活躍に目を奪われがちだが、忘れてはならないのが『ウルトラマン』の科学特捜隊や『ウルトラセブン』のウルトラ警備隊など、地球を侵略者から守るという重大な任務を担う組織「防衛チーム」だ。
彼らは怪獣や宇宙人が出現したときにいち早く出撃し、最前線で戦い続ける。統一された隊員服に身を包み、特殊なマシンや最新兵器を扱って怪獣たちに立ち向かうエキスパート集団である。
幼い頃、そんな防衛チームに憧れた経験を持つ視聴者も多いはず。そこで今回は「人材」「兵器」「装備」の3つの観点から、自分が入ってみたいと思った防衛チームを厳選。惹かれるポイントなどを解説していこう。
■人で選ぶならばアットホームな「ZAT」!
防衛チームは、いつどこに現れるか分からない怪獣や宇宙人を相手にするだけに、隊長を筆頭にどこかピリピリした緊張感に包まれている。
そんな中、『ウルトラマンタロウ』の防衛チーム「ZAT」の朝比奈勇太郎隊長は温和なイメージで、ユーモアもあって親しみやすい上司といった雰囲気があった。
朝比奈隊長は多忙なためか出番が少なかったが、その穴を埋めたのが荒垣修平副隊長だ。荒垣副隊長はヒゲを生やしたり、サングラスをかけたりと、意外とファッションにこだわる人物のようだが、怪獣たちを前にすれば先頭に立って隊員たちを指揮。部下の進言に耳を傾ける度量も持ち合わせ、まさに頼れる兄貴といった存在だった。
また、どの防衛チームにもムードメーカー的存在はいるものの、ZATの南原忠男隊員の明るさは特筆モノ。武器開発や情報分析を手がけ、隊員の中ではリーダーのような役目も担う北島哲也隊員はいつも穏やかで情に厚い人物だった。
西田次郎隊員や上野孝隊員といった若手たちは素直で、紅一点の森山いずみ隊員も若いのに、隊員のためにお茶やお菓子を用意する気の利く一面もある。さらに、森山隊員は本来の役割である情報処理だけでなく、戦闘能力も優秀。大型戦闘機スカイホエールを自ら操縦して怪獣に挑むこともしばしばだった。
このようにZATはどの隊員も親しみやすく優秀な人材がそろっている。いきなりZATに配属されたとしても周りがフォローしてくれそうなアットホームな雰囲気があり、途中入隊した東光太郎(ウルトラマンタロウ)のように、すぐに溶け込めそうな気がする。
■多彩かつ強力なメカを扱いたいなら「ウルトラ警備隊」が最適!?
『ウルトラセブン』に登場する防衛チームである「ウルトラ警備隊」には、戦闘機や車両に高性能なメカが多いのが特徴だ。シャープなシルエットが目を惹く大型戦闘機「ウルトラホーク1号」はα号、β号、γ号に分離可能。ミサイルやレーザーなどの武器も充実しており、フォーメーション攻撃を仕掛けられる。
宇宙空間での活動を想定したロケット形の「ウルトラホーク2号」は、ウルトラホーク1号と比べると若干地味だが、「イカルス星人」や「プロテ星人」の宇宙船を撃墜するほど高性能。「ウルトラホーク3号」は偵察やウルトラホーク1号のサポートが主な任務だが、こちらも戦闘性能が高い。
ウルトラ警備隊に配備された車両も優秀さが光る。隊員がパトロールに使用する「ポインター」は最高速度365キロを誇り、戦闘にも対応。レーダーや通信機器はもちろんのこと、レーザーやミサイルといった武装に加え、バリヤーまで備えている。さらに、ホバーシステムも備わっていて、短時間ならば飛行も可能。もはや小型基地といっても過言ではない充実ぶりだ。
他にも地底戦車「マグマライザー」や万能潜水艦「ハイドランジャー」も配備。隊員になったらさまざまな場面に対応しなければならないのは大変だが、「自分も乗ってみたい」と思えるカッコいいメカが多いのもウルトラ警備隊の魅力だろう。


