■甘い物が大好きで、意外とチョロい破壊神
地球の食べ物を気に入ったビルスは、特に甘い物が大好物。ミスター・サタンとともにブルマの誕生日会に参加していた魔人ブウがプリンを分けてくれなかったことにビルスは怒って、地球を消滅させようとしたほど。
超サイヤ人ゴッドとなった悟空の奮戦がビルスの心を動かしたことも大きいが、地球を消し去るのをやめた理由のひとつには、おいしい物が多いことも挙げられそうだ。
この事実を知ったブルマは、したたかに食べ物でビルスの懐柔を試み、甘い物で釣って気軽に頼みごとをするようになる。
2018年に上映された映画『ドラゴンボール超 ブロリー』では、ビルスはブルマから娘のブラの子守りを頼まれている。また悟空とベジータがビルスの星で修業することが許されるようになったのも、おいしい物と引き換えという条件だった。
ビルスは敬意を払わない者には容赦なく粛清をおこなう一方、気に入った者には肩入れするような一面も見られる。それが顕著に現れたのが2015年に公開された映画『ドラゴンボールZ 復活の「F」』だ。
フリーザによって地球が破壊された時、ビルスは付き人である天使のウイスに時間を巻き戻す能力を使って元に戻すよう命じる。また中立の立場ではあるが、フリーザと戦う悟空に間接的に助言もおこなっていた。
圧倒的な強さと神としての威厳を持ち、理不尽なまでの破壊をもたらすのがビルスという存在だ。当初は傲慢さが目立つ身勝手で恐ろしい存在だったが、次第にコミカルな立ち回りが多くなっていった。甘い物好きだったり、なんだかんだでチョロかったりと、意外と人間くさいところが、憎めない理由かもしれない。


