■大人の色気たっぷり…苦悩と円熟が滲み出る『バイオハザード6』のレオン

 『バイオ2』や『バイオ4』のレオンはまだ若者らしさがあったが、2012年発売『バイオハザード6』では、円熟味を増し、すっかり大人になったレオンが主人公の1人として登場する。

 『バイオ2』から15年が経った2013年が舞台の本作において、レオンは36歳となっている。いわゆる「アラフォー」になっており、髭も生やし、ハンサムとダンディのちょうど中間な雰囲気が味わい深い。

 そんな『バイオ6』のレオンは、過去作以上に過酷な状況に置かれている。自分を見出してくれたアダム・ベンフォード大統領がゾンビ化してしまい、苦渋の末に大統領だったゾンビをその手で葬ることとなったり、『バイオ2』以来の縁であるエイダに怪物の可能性が出てきたり……と、度重なるあまりの悲劇に、さすがのレオンも落ち込む姿をよく見せている。

 だが、その心労から来るくたびれた雰囲気が妙に似合っているのが本作のレオンだ。数々の死線を乗り越えてきた彼ならではの大人の色気を醸し出しており、これまでの作品とは一線を画す違う魅力がそこにはある。若い頃も大人になってからも素敵なのが、レオンという男なのだ。

 

 今回は、歴代『バイオハザード』から3作品を抜粋し、それぞれのレオンの魅力を紹介してきた。どの年代のレオンもタイプの違う魅力を持っているが、あえて「最高にカッコいいレオン」を選ぶなら『バイオ4』、特にスタイリッシュな戦闘アクションをより洗練させた『バイオRE:4』のレオンを候補に推したい。

 最新作『バイオハザード レクイエム』のレオンは、『バイオRE:4』を凌ぐ魅力を見せつけてくれるだろうか? 彼の新たな活躍に期待したいところだ。

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