カプコンが誇る大ヒットゾンビホラー『バイオハザード』シリーズは、今年で30周年という節目を迎える。それを記念したシリーズ最新作『バイオハザード レクイエム』も2月27日に発売。今年の『バイオ』はより一層の盛り上がりを見せるだろう。
本シリーズが長年愛され続ける理由の1つに、本作を代表する主人公、レオン・S・ケネディの存在が挙げられる。最新作『レクイエム』ではダンディで魅力溢れるイケオジとなったレオンの登場が判明し、ファンは大いに沸いた。初登場作『バイオハザード2』で21歳の若々しい青年だったことを思うと、シリーズが重ねてきた年月の重みを感じずにはいられない。
それでは、長い『バイオ』の歴史において「最高のレオン・S・ケネディ」は、はたしてどの作品のレオンだろうか? 今回は、シリーズの顔ともいえる彼のこれまでを振り返り、どのレオンが最高にカッコよかったかを考えてみたい。
※本記事には各作品の内容を含みます
■若さと熱い正義感を併せ持つ新人警官『バイオハザード2』のレオン
まずは、彼の記念すべき初登場作『バイオハザード2』のレオンからだ。当時まだ21歳の新人警官だった彼は、恋人と別れてヤケ酒をしてしまい、配属初日に寝坊するというヤンチャな一面も持っていた。今のクールな彼からはなかなか想像できないエピソードだ。
『バイオ2』時点ではまだまだ未熟な部分も見られるレオンだが、胸に秘めた正義感は当時から非常に熱いものがあった。むしろ、成熟して冷静になった『バイオハザード4』以降よりも、その情熱がストレートに伝わってくる。
例えば、謎多き女性エージェント、エイダ・ウォンが負傷をした際、彼女の「ひとりで逃げて」という言葉を頑なに拒絶し、「俺が守る」「生きてここを出るんだ」と力強く励ます場面がある。
ラクーンシティで出会ったばかりのエイダを決して見捨てようとせず、一緒に生還しようと語りかけるその実直さこそ、レオンの本質だろう。その熱い人間性をニヒルな態度で隠さず前面に出しているのが、『バイオ2』のレオンの魅力なのである。
■リメイク版でよりスタイリッシュになった『バイオハザード4』のレオン
レオンを圧倒的な人気キャラに押し上げたのが、2005年発売の『バイオハザード4』である。
本作のレオンはアメリカのエージェントとして大きく成長を遂げた姿で登場。未熟さが目立った『バイオ2』から一転、クールな立ち振る舞いと圧巻の身体能力で、“完璧なヒーロー”としてプレイヤーを驚かせた。
特にアクション面では、本作のゾンビにあたる敵・ガナードを相手に回し蹴りや豪快なバックドロップ「ベリィ・トゥ・ベリィ」などの体術で粉砕するスタイリッシュな戦い方が、プレイヤーに強烈なインパクトを与えた。
かくいう筆者も初めて『バイオ4』を遊んだとき、「レオンってこんなに強かったの!?」と感動したのを懐かしく思い出す。
2023年発売のリメイク作品『バイオハザード RE:4』では、オリジナル版にはなかった要素が追加され、レオンのカッコ良さがさらに増している。敵の攻撃をナイフで弾く新アクション「パリィ」の導入により、より華麗に戦うレオンを操作できて楽しかった。
とりわけ印象深いのが、オリジナル版で多くのプレイヤーを苦しめた「チェーンソー男」の攻撃もパリィできたことだ。禍々しいチェーンソーの振り下ろしをナイフ1本で力強く受け止めるレオンは、とにかく必見もの。オリジナル版でチェーンソー男に苦しめられた人は、ぜひ『バイオRE:4』で進化したレオンを堪能してみてほしい。


