【2026冬アニメ】大作とはひと味違う「独特な世界観」がジワる…「今からイッキ見推奨」の注目作3選 の画像
テレビアニメ『うるわしの宵の月』(公式Xより)©©やまもり三香・講談社/うるわしの宵の月製作委員会

 大型の続編作や話題の新作アニメが数多くそろう2026年冬アニメ。今クールも幅広いジャンルの作品が出そろい、放送開始直後からさまざまなタイトルについて反響が飛び交っている。

 ただ、あまりの豊作ゆえに、どんな作品があるのか調べる時間がない人も多いのではないだろうか。

 そこで本稿では、名作の陰に隠れているが、独特の世界観ゆえに一気に惹きこまれる冬アニメを3作ご紹介。各アニメが中盤戦を迎えるなか、いまから追いかけても遅くない「イッキ見推奨」な作品について、物語やSNSの反応とともに見ていこう。

※本記事は各作品の内容を含みます。

■二人の王子が織りなす甘々ラブストーリー!『うるわしの宵の月』

 最初の作品は、周囲から「王子」と呼ばれてきた女子高校生・滝口宵と、同じく「王子」と呼ばれている市村琥珀の恋を描く『うるわしの宵の月』。やまもり三香さんの同名漫画が原作となっており、全国書店員が選んだおすすめ少女コミック2022では第1位を獲得した作品だ。

 容姿端麗で所作もスマート。その振る舞いから、女子高校生ながら“王子”というあだ名がついた主人公の宵。本人にとっては複雑なあだ名でもあったが、そんな彼女の世界を変えたのが、同じく学校で「王子」と呼ばれる男子生徒・市村琥珀との出会いだった。

 第1話では、これまで「イケメン」「かっこいい」としか呼ばれていなかった宵が、琥珀に「めちゃくちゃ美しい」と言われたことをきっかけに2人の物語が始まる。その後、琥珀の女たらしな部分に懐疑的な態度を見せつつ、「試しに付き合ってみる」という契約を結んだ宵と琥珀。今後は、かりそめの関係にどんな進展が描かれるかが注目されている。

 SNSでは、これまで王子と呼ばれていた宵の乙女な一面にもん絶する視聴者が続出しており、初めてお姫さま抱っこされる姿に「イケメン女子のかわいい部分最高すぎる!!」「照れてるんですね。助かります」と、琥珀の前で感情の処理が追いつかない宵のギャップが視聴者から好評を博した。

 また第3話・第4話では、宵が琥珀に「まだちゃんと好きって言われてない」と伝えたことで、自分の変化に戸惑う姿が描かれた。今後は新たな人物の登場・大路拓人が介入することで、二人の恋愛模様にも大きな変化が訪れそうだ。

■悪女の亡霊が相棒に!?『エリスの聖杯』

 ふたつめの作品は、常磐くじらさんによる同名小説が原作となった『エリスの聖杯』。貴族社会の陰謀と復讐劇を軸に描かれるサスペンスファンタジーで、原作はシリーズ累計100万部を超える人気作だ。

 物語の主人公は、地味で誠実な子爵令嬢コンスタンス・グレイル(コニー)。ある夜会の場で、婚約者の浮気相手の策略により窃盗犯の濡れ衣を着せられる窮地に立たされるも、コニーの耳元に突然、「助けてあげる」という声が響く。現れたのは、10年前に処刑されたはずの“稀代の悪女”スカーレットだった。

 第1話では、亡霊としてコニーの前に現れたスカーレットの処刑理由が、実は「冤罪」であったことが明かされる。その後、スカーレットを処刑に追い込んだ真犯人を探すべく、孤児院や仮面舞踏会など、二人があらゆる場所に潜入することになる。

 メルヘンチックなキャラクターデザインとは裏腹に、組織の陰謀や薬物、それを追う憲兵の働きなど、緊張感あふれる描写が多数登場する本作。最新話では、スカーレットの処刑と関係があると思われる「ダェグ・ガルス」という組織の存在や、コニーの親友の誘拐、そして、王太子妃・セシリア・アデルバイドの本当の姿が判明するなど、息つく間もない展開を見せている。

 真相を追う中で見つけた「エリスの聖杯を破壊せよ」という言葉は、果たして何を意味しているのか。謎の呪文「キリキキリクク」の意味とは……。冬アニメ屈指の重厚なサスペンス劇の果てに、彼女たちが真相に辿り着く日を楽しみにしたい。

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