2026年4月27日から『Netflix』で配信される『地獄に堕ちるわよ』は、一世を風靡した占い師・細木数子さんの半生を描いた作品だ。細木さん役として主演を務めるのは、これまで数々のドラマや映画などに出演してきた戸田恵梨香さん。本作の予告編でも、細木さんになりきったビジュアルや凄みのある怪演が大きな話題を呼んでいる。
彼女はこれまでも原作の実写化において数々のキャラクターに命を吹き込み、再現度の高さで観る者を圧倒してきた。今回は、戸田さんが過去に演じた漫画実写化作品の中から、特に強いインパクトを残した役柄を厳選して振り返りたい。
※本記事には各作品の内容を含みます
■ミサミサそのものだった『DEATH NOTE』の弥海砂
戸田さんの実写化作品を語る上で欠かせないのが、2006年の映画『DEATH NOTE』(原作:大場つぐみさん、作画:小畑健さん)で演じた弥海砂、通称「ミサミサ」である。
本作は『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載された大ヒット漫画の実写化だ。戸田さんはミサミサ役を演じるにあたり、ツインテールにゴシックロリータ風のファッションという特徴的なキャラクタービジュアルを完璧に再現。そのうえで、まだあどけなさが残る表情の裏に、愛する夜神月(藤原竜也さん)のためなら手段を選ばない常軌を逸した一面を宿らせ、鬼気迫る演技を見せた。
この作品での戸田さんはキャラクターの持つ可愛らしさだけでなく、物語の核心に触れる重要なキーパーソンとしての確かな存在感を放っている。特に、手足を拘束されてハスキーボイスで叫ぶ監禁シーンでは、原作の持つダークな世界観をより一層際立たせていた。
本作で映画デビューを飾った戸田さんだが、「実写化の名手」として広く認知されるきっかけとなった貴重な作品といえるだろう。
■バカ正直なヒロインに説得力を持たせた『LIAR GAME』の神崎直
2007年のドラマ『LIAR GAME』で戸田さんが演じた神崎直も、彼女のキャリアを代表する役柄の1つである。甲斐谷忍さんの漫画を原作とする本作において、彼女は“バカ正直のナオ”と呼ばれる、あまりにも人を信じすぎる純粋な女子大生を演じた。
嘘と裏切りが渦巻く極限の心理戦において、彼女がたびたび口にする「馬鹿正直じゃいけませんか?」という象徴的なセリフは、一歩間違えれば浮いてしまいがちだ。しかし、戸田さん演じる直には不自然さがなく、その純粋さが視聴者に不思議な説得力とリアリティをもたらした。
天才詐欺師・秋山深一(松田翔太さん)との対照的なコンビネーションも話題となった本作。戸田さんはこのドラマで笑い、叫び、時には涙を流しながら葛藤する姿を全身で表現している。この難役を見事に演じきったことで、その繊細な感情表現の幅広さを世に知らしめることになった。


