岸本斉史氏による『NARUTO-ナルト-』(集英社)は、国内はもちろん世界中で愛されている作品だ。1月22日には『アメトーーク!』の「NARUTO大好き芸人」回が放送されるなど、その人気は連載終了から10年以上が経った現在も衰えない。
本作最大の魅力といえば、忍術を駆使した白熱のバトルだろう。火・風・水・雷・土の「五大性質変化」を利用した各々の忍術は特殊な能力であり、それらのぶつかり合いは迫力満点だ。
忍術には少年心をくすぐる派手でカッコいいものも多いが、なかには残虐非道なものも存在する。一度食らったらおしまいだと思わされる、想像するだけでも身の毛がよだつ術の数々……。今回は、その中でも「絶対に食らいたくない」と感じた、危険でおぞましい忍術をいくつか紹介する。
※本記事には作品の内容を含みます
■生きたままじわじわ溶かされる…「忍法・蝦蟇口縛り」
主人公・うずまきナルトの師匠にして「伝説の三忍」の1人、自来也が使用する術の中には、非常にやっかいで遭遇したくないものが存在する。それが「忍法・蝦蟇口縛り(がまぐちしばり)」だ。
この術が使われたのは、敵組織「暁」のうちはイタチと干柿鬼鮫がナルトを連れ去ろうとした場面である。自来也が術を発動すると、周囲の壁や床が瞬時に異質な肉壁へと変化した。
この術は、巨大な蝦蟇(がま)の食道を“口寄せ”し、その肉壁で獲物を包み込んで餌にしてしまうというもの。生きたまま消化されるという、極めて恐ろしい術である。
自来也によれば、この術から逃れた者はいないという。しかし、イタチは万華鏡写輪眼の能力「天照」で内側から肉壁に穴を開け、脱出に成功する。並の忍では脱出は不可能であり、異空間へ飛ぶような特殊な能力がなければ回避は困難だろう。
抵抗できずにじわじわと溶かされていく様を想像すると、絶対に食らいたくない術の1つである。
■見た目のインパクトがデカすぎる「挿し木の術」
木遁の術の1つに「挿し木の術」というものがある。これは非常に残忍な術としてファンの間では有名だ。木遁は、水遁と土遁を組み合わせた「血継限界」にあたる術であり、使用者はごく一部に限られる。
術の内容は、鋭利な木の枝を相手に突き刺し、体内で急成長させて串刺しにするというものだ。想像するだけで分かる通り、殺傷能力は極めて高く、視覚的なインパクトも絶大である。
作中ではうちはオビトがこれを使用し、霧隠れの忍を次々と虐殺していた。また、第四次忍界大戦では十尾がこの術を広範囲に放ち、多くの忍が命を落とした。とくに日向ネジがナルトとヒナタをかばい、この術の犠牲となって命を落とした場面は印象的である。
単純に見える術だが、一度受ければ即死は免れない。無数の枝が迫りくる光景は、対峙する者にはかり知れない絶望を与えるだろう。


