動画配信サービス『Netflix』では、2026年、日本発のコンテンツがかつてないほど盛り上がりを見せている。珠玉の完全新作アニメーション、時代を象徴する人物の秘話に迫る実写ドラマ、そして世界中がその動向を注視する巨大プロジェクトの続編まで、ジャンルの垣根を超えて私たちの胸を熱くさせるビッグタイトルが目白押しだ。
今回は、配信スケジュールを追いながら、今年話題をさらうこと間違いなしの注目6作品を一挙に紹介していく。それぞれの作品が持つ独自の魅力と見どころを確認していこう。
■【1月】神尾葉子が放つ完全新作アニメ『プリズム輪舞曲』
1月15日より配信が開始された『プリズム輪舞曲(ロンド)』は、2026年のアニメを象徴する一作となるだろう。本作は、言わずと知れた名作『花より男子』の原作者・神尾葉子さんが、原作・脚本・キャラクター原案までを手がける完全新作アニメーションである。
舞台は1900年代初頭のロンドン。画家を目指す日本人留学生・一条院りりと、英国貴族・キット・チャーチが織りなす数奇な出会いが描かれる。
この情緒あふれる物語を映像化するのは、まさに盤石の布陣だ。アニメーション制作を担当するのは、『SPY×FAMILY』や『進撃の巨人』といった世界的ヒット作を連発し、緻密な描き込みと圧倒的な作画クオリティで知られるWIT STUDIO。
さらに監督を務めるのは、映画『キル・ビル』のアニメーションパートや『サムライチャンプルー』のキャラクターデザインなどで国内外から絶大な支持を得る鬼才・中澤一登さんである。
神尾さんが紡ぐ繊細かつドラマチックな心情描写が、中澤監督とWIT STUDIOによるスタイリッシュで美しい映像として融合する。この贅沢な布陣が送り出す新たな世界に、どっぷりと浸りたい一作だ。
■【2月】「エアあやや」の真実に迫る『This is I』
続いては、2月10日配信予定のNetflix映画『This is I』だ。本作は、かつて「エアあやや」で一世を風靡したタレント・はるな愛さんの実話をベースにした物語である。
本作は、性別に悩みながらも「(松田)聖子ちゃんのようなアイドルになりたい」と純粋に夢見た少年・ケンジが、葛藤の末に「本当の自分」を見出すまでの軌跡だ。
当時はまだタブー視されていた性別適合手術を受けることを決意したケンジ、そして「本当の医療とはなにか」と悩み、彼を支えながら手術の執刀に取り組む医師・和田耕治、2人が築き上げた信頼と絆が丁寧にかれている。
主演を務めるのは、オーディションで「この役は望月さんしかいない」と選考陣を満場一致で唸らせたという18歳の新星・望月春希さん。医師役を演じる斎藤工さんの包容力ある佇まいが、物語の深みをより一層引き立てる。
さらに1980年代、1990年代を彩った名曲たちが、ケンジの人生の節目を鮮やかに映し出す。単なる成功譚を超えた、人間の尊厳を問う感動作として注目したい。
■【3月】世界が注目する超ド級の2大タイトル『ONE PIECE(シーズン2)』『スティール・ボール・ラン』
3月には、世界中のファンが大注目する漫画原作のビッグタイトルが立て続けに配信される。
まず3月10日に配信予定なのは、世界的な大ヒットを記録した実写版『ONE PIECE』のシーズン2「INTO THE GRAND LINE」だ。“偉大なる航路(グランドライン)”の冒険が、さらにスケールアップして帰ってくる。
今シーズンでは、ミス・オールサンデーことニコ・ロビンがついにその姿を現し、さらには、シリーズ屈指の人気キャラクターであるトニートニー・チョッパーが満を持して登場。「ハナハナの実」の能力やチョッパーの愛らしい姿が実写作品としていかに表現されるのか、世界中から大きな注目が集まっている。
続いてはアニメ作品。3月19日には、多くのファンが映像化を切望していた第7部『スティール・ボール・ラン ジョジョの奇妙な冒険』が独占先行配信を開始する。前作である第6部『ストーンオーシャン』の配信開始から約4年。ついに待望の新作が登場だ。
19世紀末のアメリカ大陸横断レースを舞台にした壮大なスケールの物語は、特に欧米での人気が凄まじいという。荒木飛呂彦さんが描く唯一無二の世界観が、最新のアニメーション技術でどう表現されるのか。その瞬間を世界中が待ちわびている。


