【実写化作品「人気女優・驚きのキャラ再現」1】「橋本環奈」変顔すら可愛い!ビジュアルも演技も最強の『銀魂』神楽の画像
橋本環奈 写真/ふたまん+編集部

 人気漫画に登場する女性キャラクターは、時に現実では考えられないような奇抜なビジュアルや、エキセントリックな性格であることも少なくない。このようなキャラクターを実写化するのは極めて難しいが、近年ではキャラクターになりきり、違和感なく演じる女優が増えている。

 実写化のハードルが下がった背景には、CG技術などで世界観や表情の再現が可能になったこともあるが、何よりそのキャラクターになりきるために緻密な役作りをおこなった女優たちの努力があるからに他ならない。

 中には「漫画のキャラに近づくために、そこまでする!?」と驚かされるほどの役作りで、見事な演技やビジュアルを披露した女優も存在する。

 そこで今回は、原作漫画から抜け出てきたかのような再限度の高いビジュアル・演技を見せた実力派女優たちを5回にわたってピックアップし、振り返っていきたい。

(第1回/全5回)

※本記事には作品の内容を含みます

 

■「橋本環奈」原作ファンも納得! ビジュアルも中身も完璧な再現『銀魂』神楽

 2017年7月、空知英秋さん原作の人気ギャグ漫画『銀魂』が実写映画として公開された。福田雄一監督のもと、小栗旬さん演じる主人公・坂田銀時、菅田将暉さん演じる志村新八とともに、万事屋(よろずや)の紅一点・神楽を演じたのが橋本環奈さんだ。

 神楽は宇宙最強の戦闘民族「夜兎(やと)族」の生き残りで、チャイナ服に傘、語尾の「〜アル」が特徴のヒロインだ。しかし、その内面は下品で毒舌、食いしん坊という、従来のヒロイン像からはかけ離れたキャラクターである。

 当時「1000年に一人の美少女」と称され、ブレイク真っ只中の橋本さんは清純派のイメージが強かった。そんな彼女が神楽役に起用されたことは、当時大きな驚きをもって受け止められ、「あの神楽を本当に演じきれるのか?」という期待と不安が入り混じった注目を集めたのである。

 しかし、そんな不安は公開後、一瞬にして吹き飛ばされた。橋本さんは自身の髪の毛をブリーチしてオレンジ色に染め上げ、鮮やかなチャイナ服と青い瞳で神楽というキャラクターを完璧に再現した。

 原作でも可愛らしい見た目で描かれる神楽は、ビジュアル的には橋本さんにぴったりだった。だが、その美しさを惜しげもなくギャグに捧げる姿勢は共通しており、実写版も原作漫画の精神をよく継承していた。

 その象徴が、原作・アニメでおなじみの鼻をほじる仕草「鼻ホジ」や、白目をむく「変顔」を一切の躊躇なく披露した姿だろう。アイドル女優としてのイメージを自ら覆すかのような体当たりの演技は、多くの観客の度肝を抜いた。

 これらのシーンでは、福田監督から“もっと鼻の奥まで指を入れろ”といった過激な演出指導があったことも有名だ。それを持ち前の度胸でやり遂げた橋本さんのプロ意識は、原作ファンからも「神楽が画面から飛び出してきた!」と高い支持を得る結果となった。

 また、翌年公開の続編『銀魂2 掟は破るためにこそある』でも、橋本さんはさらに磨きのかかった顔芸を披露している。独特なしゃくれ顔を再現するため、橋本さんは撮影の1週間前から練習に励み、その結果、“徐々に普段の顔がしゃくれていってしまった”という驚愕のエピソードを明かしているほどだ。

 さらに橋本さんは、見た目や面白さだけでなく、神楽の持つ野生児的な魅力の追求にも力を入れた。激しいアクションシーンでは小柄な体格を活かしたアクロバティックな動きで、戦闘種族としての存在感を存分に発揮。

 そのうえ、銀時や新八との息の合った掛け合いも見どころであり、コミカルな中に万事屋の家族のような温かさも表現していた。

 本作を通じて、橋本さんはコメディエンヌとしての地位も確立し、その後の活躍の幅を大きく広げることになったのである。

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