■まさかの前作キャラ再登場でトレンド入り
妖邪界からやってきた凱は、撃ち込まれた銃弾の影響によって人間になり、十勇士からは「若」と呼ばれる存在だと分かる。また、前作の重要アイテムだった「勾玉」が登場するなど、『鎧伝』を知るファンにとって気になる点も多い。
そして今回もっとも多くのファンを驚かせたのが、DSTの女性司令官が「ナスティ柳生」だったことだろう。Xでは「ナスティ柳生」のワードがトレンド入り。前作の『鎧伝』では17歳の少女だったナスティが35年の時を経て再登場を果たしたことに、前作ファンは大いに盛りあがった。
また個人的には、DSTによる選抜で選ばれたはずのムサシを除く次世代トルーパー候補たちがあまりにもクズ過ぎて、別の意味で驚かされた。
ちなみに凱が第1話の劇中で口ずさんでいた昭和懐メロは、おニャン子クラブの『セーラー服を脱がさないで』(1985年リリース)と、チェッカーズの『涙のリクエスト』(1984年リリース)である。
前作『鎧伝』とのつながりは、本作のOP演出(第1話ではEDに使用)でも感じられた。映像の冒頭では、『鎧伝』の鎧が「ブラウン管テレビ」に映し出される。当時、今はなきアナログテレビを食い入るように観ていたアニメファンとしては、どこか懐かしさを覚える演出である。
さらにOP映像の最後で「全員で兜を空に投げるシーン」は、前作の第2期OPにあった描写のオマージュだろう。こうした細やかな演出のひとつひとつに、製作側のリスペクトが感じられる。
また声優も凱役の石橋陽彩(ひいろ)氏をはじめフレッシュなキャストが目立つ中、総理大臣役に飛田展男氏を起用するなど、前作キャラや要所にベテラン声優を配するあたりも見逃せない。
第1話からさまざまな謎が浮上し、前作とのつながりもはっきりした今、『鎧真伝サムライトルーパー』の第2話はどのように展開されるのか楽しみだ。


