■圧倒的強さを誇るベスト3
こうして二段階のふるいにかけて残ったのが、来栖、武丸、天羽の3人である。ポイントとなったのはいずれもブチギレモードがあることと、凶器の使用をためらわない点だ。
来栖は単独で行動し、鑑別所から出た後も1000人規模の夜叉神と戦おうとするなど、異常なまでのメンタルの強さを誇る。マー坊並みのパワーと身軽さ、秀人や龍也にブン殴られても笑っていられるタフネスを兼ね備え、素手で強いのはもちろん、武器や道具の使用もためらわない。ただ、負傷していたとはいえ、鰐淵に明確に負けていたのは大きなマイナスである。
武丸は「鏖(みなごろし)の武丸」の異名通り、規格外の戦闘力を誇る。ツルハシや引っこ抜いたバス停を片手で振り回し、トラックにはね飛ばされても生還するなど、怪物級の存在だ。『北斗の拳』でいえばラオウ級のキャラクターであり、退院するたびに強くなるのは『ドラゴンボール』のサイヤ人を彷彿とさせる。「“待”ってたぜェ!!この“瞬間(とき)”をよォ!!」という叫びとともに覚醒する武丸は、作中でも1、2を争う危険度を誇る。
天羽は驚異的なタフネスと、ナイフの使用を前提とした戦闘スタイルが特徴で、作中では致命的な劣勢に陥ったことがほぼない。仮に天羽と武丸が万全の状態で真正面から激突した場合、序盤は武丸が圧力で押し、天羽が受け流す展開になるだろう。だが武丸が覚醒に近づいた瞬間、天羽は迷わず凶器を投入するはずだ。短期決戦なら天羽、長期戦でブチギレモードになれば武丸という構図だが、「何でもアリ」という条件では、ナイフの扱いに長けた天羽が一歩リードすると見る。
総長クラスのタイマンになると必ず邪魔が入る『特攻の拓』において、最強を断定するのはかなり難しい。しかし、「負ける姿が想像できない」という意味では、やはり筆者は天羽最強説に一票を投じたい。あなたが思う最強キャラクターは誰だろうか。


