アニメ『野原ひろし 昼メシの流儀』にまさかのシリアス展開…視聴者も「不穏すぎない?」の画像
アニメ『野原ひろし 昼メシの流儀』  (C)臼井儀人・塚原洋一/「野原ひろし 昼メシの流儀」製作委員会

 現在放送中のアニメ『野原ひろし 昼メシの流儀』。国民的アニメ『クレヨンしんちゃん』のスピンオフとして描かれる本作は、サラリーマン・野原ひろしが「昼食」という束の間の時間に全力を注ぐ異色のグルメ作品だ。

 12月12日に放送された第11話のタイトルは、「ローストビーフ丼の流儀」「パエリアの流儀」。毎回、独立したエピソードが描かれる本作としては珍しく、前編と後編の2回に分かれた構成となっていた。

 前編の「ローストビーフ丼の流儀」では、念願のプロジェクトリーダーに選ばれたひろしが、早く職場に帰るために高速でローストビーフをかきこむ姿が描かれ、後編「パエリアの流儀」では、後輩・川口とともにランチに行く様子が描かれた。

 次回で最終回を迎える今回、まさかの「次回に続く」という本作初のシリアス展開がSNSで話題を呼んだ。

■ひろしの怒り爆発! まさかの展開に「え、ここで終わるの……?」

 前編「ローストビーフ丼の流儀」にて、後輩・川口から「新人の高桐くんが勝手に会議室を予約して困っている」という苦情の電話を受けたひろし。早々にローストビーフ丼を食べ終え、急いで会社に戻ることになるが、「しかし、このときの俺はまだ気づいていなかった……」と、何やら不穏なナレーションが流れる。

 そのまま後編「パエリアの流儀」に続くと、険悪な雰囲気ではないものの、何か物憂げな表情を見せる川口の姿が。そして1週間後に行われたチーム内会議では、横文字を使う高桐に川口が突っかかり、二人は口論に発展する。

 いつもの『昼メシの流儀』と違うピリピリした空気が流れ、SNSは騒然。「え、今日なんか不穏すぎない?」「高桐くんと川口は相性が悪いな……」と、心配の声が続出した。

 その後、川口から「相談がある」と言われ、スペイン料理店に向かったひろし。そこで川口から後輩・高桐への不満を聞くことになるが、川口は「半分ずつパエリアをシェアする」と決めたにもかかわらず、ひろしのパエリアをお構いなく食べてしまったり、ひろしの気遣いを察せなかったりと失態を重ねていく。

 そしてついに、ひろしの怒りが爆発。「自分勝手なやり方をしているのはお前だろ!」「やっかみとか嫉妬で仕事をおろそかにするな!」と、昼メシをきっかけに、これまで広い心で接していた川口に説教するのだった。

 怒りのあまり言いたいことをぶちまけてしまったひろしと、まさかの説教に意気消沈する川口。翌日、反省したひろしは川口をフォローをしようとするが、なんと川口が出社していないことが判明。そして、川口の行方が分からないまま11話は終了した。

 これまで明るいコメディテイストで描かれてきた本作のまさかの終わり方に、ファンからは「シリアス展開がこのアニメにもあるとは…」「次回につながるの!?」「終わってしまった。無事に解決できればいいんだけど…」といったコメントが相次いだ。

 

 SNSを中心に話題沸騰となった『野原ひろし 昼メシの流儀』も、いよいよ次回で最終回。最後はどのような「流儀」が描かれるのか? そして川口はどうなってしまうのか、最後まで見守りたい。