■海軍大将とも渡り合った「名もなき武器」
海賊王ゴールド・ロジャーの右腕で、“冥王”の異名でも知られる伝説の男がシルバーズ・レイリー。ロジャー海賊団の副船長にして、最初に仲間になった人物でもある。
彼の所持する武器は「位列」がないどころか、剣の名称すら明かされておらず、一見すると何の変哲もない長剣である。
シャボンディ諸島で、ルフィら麦わらの一味が海軍大将・黄猿に追い詰められた場面で現れたレイリーは、この無名の長剣を携えていた。黄猿がピカピカの実の能力で生み出した光の剣「天叢雲剣」と斬り結び、彼の光速移動能力さえ切り裂いて防いだ。
この時、「剣など久しぶりだ」と語ったレイリーだが、若き日には覇気を込めた一撃で、神の騎士団の実力者であるソマーズ聖を一撃で吹き飛ばすほどの威力を誇っていたことが判明している。
レイリーも覇王色、武装色、見聞色の三種の覇気を高水準で使いこなせる猛者であり、そんな強大な覇気の力に耐えうる剣もただものではないと思われるが……。
ロジャーの愛刀が最上大業物「エース」であったことが判明しており、副船長であるレイリーの剣も名前こそ明かされていないながら、実は伝説級の名剣ということも考えられる。
あるいはカイドウの武器と同様、レイリーの手を離れると伝説扱い……という線もありうるのかもしれない。
『ワンピース』の世界では、多くの名だたる武器は「業物」に認定されている。しかし、今回あらためて振り返ってみると、位列がない武器の中にも知られざる名刀が隠れていそうだ。
作中にはほかにも、ビッグマム海賊団のスイート3将星のひとり、クラッカーの用いる「名剣プレッツェル」、ドレスローザ編で登場したキャベンディッシュの「名刀デュランダル」など、位列認定されていない優れた武器は存在した。
現在は位列が不明な武器も、今後最上大業物やそれに並ぶ伝説級の武器の扱いを受ける可能性は十分考えられるだろう。


