■亀山薫との再会エピソードでも女性運のなさは健在!
時は流れ、season21で初代相棒・亀山薫が5代目相棒として奇跡の復帰を果たす。しかし、このシーズンでは残念ながら陣川の出番はなかった。ファンが薫との再会を待ち望む中、season22第3話「スズメバチ」でついにその時が訪れる。もちろんそこには、相変わらず女性との関係に悩み、事件を引っ掻き回す陣川の姿があった。
エピソード序盤の薫との再会シーンで、意固地なところを見せる陣川の姿も印象的だ。「ただいま陣川さーん……って、もう1年も経ってるんですよ!」と言う薫に、「ず~っと挨拶に来られるのを待ってたんですから!」と返す陣川。そんな2人の不毛なやり取りに、右京もあきれ顔を見せていた。
このエピソードでは、陣川が気にかけていた女性が殺人事件の最有力容疑者になり、彼は捜査を邪魔してしまうなど、相変わらずのトラブルメーカーぶりを発揮する。
「陣川さん、何やってんすか!?」「まったくもう~」などと呆れる薫を十数年ぶりに見られたのは、ファンにとって懐かしく嬉しいポイントだった。
トラブルメーカーのイメージが強い陣川だが、実は薫よりも階級が上の警部補である。さらに、経理担当だった経験から数字にめっぽう強く、日商簿記一級の資格も所有している。そのため、捜査二課では意外な活躍を見せる可能性も高い。
さらに、女性に相手にされていないイメージも強い陣川だが、実はイケメンとして周囲に認識されている。season6第2話では、薫の妻・亀山美和子が「顔はイケてるのに残念なタイプ」と評しており、問題なのは思い込みが強い性格だけのようだ。
また、事件を嗅ぎつける勘のようなものは人一倍あり、『相棒 -劇場版- 絶体絶命!42.195km東京ビッグシティマラソン』では、事件の重要な鍵となるホームページを発見している。
ロンドン研修を経て刑事としての成長を見せたことから、陣川は今後大化けする可能性も秘めている。その鋭い嗅覚をうまく活かせば、意外な才能を開花させるかもしれない。
陣川は「特命係第三の男」として、『相棒』ワールドに欠かせない存在である。薫復帰後にもお騒がせな性格は健在で、右京と薫を呆れさせる場面も多い。
今後はどんなトラブルを巻き起こすのか、そして刑事としてどのような活躍を見せるのか。新シーズンでの再登場も期待される陣川の過去エピソード、この機会にあらためてチェックしてみてはいかがだろうか。


