ドラマ『良いこと悪いこと』真犯人候補は絞られた!?「7人目」の正体につながる「数々の伏線」の画像
ドラマ『良いこと悪いこと』(C)日本テレビ

 小学校の同級生を狙った連続殺人事件を描くドラマ 『良いこと悪いこと』(日本テレビ系)。毎週目が離せない展開が続き、視聴者の間では“考察合戦”が繰り広げられるなど大きな反響を呼んでいる。

 22日に放送される第7話は「最終章開幕」にあたる回で、予告からは、これまで作中で匂わされてきた“7人目”との対決が描かれるものとみられる。そこで今回は、いまだ謎に包まれたその正体に迫るためのヒントを、最新話放送直前にあらためて振り返っていきたい。

※本記事は『良いこと悪いこと』第6話の内容を含みます。

■よりいっそう存在感を増す「7人目」

 第6話では、「委員長」こと小林紗季(演:藤間爽子さん)が、猿橋園子(演:新木優子さん)の書いた記事のせいで弟を失った“被害者”だったことが判明した。

 記事はとある強豪大学サッカー部の薬物所持や隠ぺいを暴くものだったが、同サッカー部に在籍していた小林の弟は薬物には無関係だったにもかかわらず写真を載せられ、世間からのバッシングにさらされてしまう。その結果、みずから命を断ってしまったのだという。

 このように第6話は委員長にスポットが当てられており、そのぶん本筋となる事件の進展は少なかった。しかし一方で、“7人目”の最有力候補である「博士」に関する新しい描写も見られた。

 「ちょんまげ」こと羽立太輔(演:森優作さん)が、掲示板を通じて博士に「会えない?」と問いかけると、「キング達には会いたくない。僕は彼らを許さない」「でも、ちょんまげになら、会ってもいいよ」と返信。このメッセージから、博士が「キング」こと高木将(演:間宮祥太朗さん)たちに何らかの恨みを抱いていることが判明した。

 このことから、博士が「長年の恨み」から一連の事件を起こしたという疑いが強くなったと言えるだろう。

 博士の正体はいまだ謎だが、これまでの描写で、ヒントとなりうるポイントがいくつか存在する。その1つが、“思い出話の食い違い”である。

 本編で7人目の存在が明確に浮上したきっかけは、第4話にて高木と「ターボー」こと小山隆弘(演:森本慎太郎さん)が思い出話をする中、“人数が合わない”と気付いたことだった。そしてそのほかにも、仲間内で思い出話が食い違う印象的な場面がある。

 それが同じく第4話に出てきた、「セミの抜け殻」にかんするエピソードだ。仲良しグループの誰がセミの抜け殻を集めていたかについて、小山は羽立が、高木は「カンタロー」こと桜井幹太(演:工藤阿須加さん)が、羽立は小山がその人物だとそれぞれ主張。この食い違いから、SNSでは「机の中にセミの抜け殻集めてた子が博士?」と考察する声も上がっている。

 その場合、怪しい人物とされているのが、将来の夢が「昆虫博士」だったクラスメイト・堀遼太である。第1話の放送日に番組公式Xが投稿した卒業アルバムの写真に、やけにはっきり「堀遼太」と記された封筒が写り込んでいたことも、彼が怪しまれる根拠の1つだ。

 もう1つ、第5話にて「鷹里小学校4年3組の教室」が意味深に描かれていたのも気になるポイントである。

 というのも、羽立は小学校を訪れた際、4年3組の教室を振り返るなど気にかける様子を見せていた。まるで何かを発見したような態度だったが仲間には何も伝えず、しかもその直後に「博士」につながる掲示板に書き込みをしている。

 この描写から、4年3組の担任の教師が「博士」なのではと推理する視聴者も少なくない。4年3組は高木の娘・花音が在籍しているクラスであり、担任と保護者として高木と交流する場面もあったはずだ。その中で、仲が良かったはずの高木が自分を覚えていないという現実に直面し、怒りをくすぶらせていったのだろうか……?

 また、掲示板での「博士」の一人称の変化も注目を集めている。2025年11月7日の書き込みでは「このHPも、俺のことも誰も覚えてないんだ」と「俺」を使っているのに対し、11月13日には「僕は彼らを許さない」と「僕」を使っている。

 これに対し、SNSでは「これ、博士殺されとるよね」「普段から僕って言ってる人物が博士のフリをしているか」など、博士死亡説やなりすまし説までささやかれている。

 これから対決するとされている“7人目”は「博士」本人なのか、別の人物なのか。そもそも“7人目”は事件の犯人なのか、あるいはその先に別の人物が待っているのか。次回第7話で、その謎が明かされることが期待される。

 

 ついに最終章へと突入する『良いこと悪いこと』。公式サイトの第7話あらすじには「今まで見ていた景色がひっくり返る」と記されており、予想を裏切るまさかの展開が繰り広げられることだろう。すでに公開されている予告映像には、第1話以降、本編に登場しておらず、「キーパーソン」として注目されていたゆっきー役の剛力彩芽さん、トヨ役の稲葉友さんの姿もあり、そのあたりからも“大きな動き”が予想される。

 一体どのような驚きが待ち受けているのか、第7話も目が離せない。

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