■“影が薄すぎる”2人が逆に怪しい?
第5話までストーリーが進んだところで気になるのが、「重要人物のはずなのに出てこなさすぎる2人」――「ゆっきー」こと土屋ゆき(演:剛力彩芽さん)と「トヨ」こと豊川賢吾(演:稲葉友さん)だ。
この2人は第1話で、高木ら6人組や園子、そして「委員長」こと小林紗季(演:藤間爽子さん)と並べるような形で、“将来の夢の絵”を眺める姿が映されている。公式サイトの相関図では主要キャラとして扱われ、さらに予告で「この中の誰かが死にます」と表示される時の顔写真一覧にも含まれている。にもかかわらず、第2話以降は登場していない。
この不自然さを怪しむ視聴者は非常に多く、「ゆっきーとトヨ出てこなさすぎてまじ謎」「まだ出番のないトヨとかゆっきーも、犯行には携わってないけど何か脅されて協力だけしてるとか?」とさまざまな予想が飛び交っている。
気になるといえば、突然園子に近付いてきた小林もそうだ。第5話で見せた園子に対する言動があまりにも“そつがない”上、第6話予告では「園ちゃん」とまで呼んでおり、その距離の詰め方がどこか怖い。
小林は以前から多くの視聴者に怪しまれており、特に「倉庫に閉じ込められる直前、委員長がいる」「園子を体育倉庫に閉じ込めたの委員長だよね?」など、いまだ判明していない「園子を体育倉庫に閉じ込めた犯人」が彼女だと推測する声が多い。というのも、回想シーンで園子が閉じ込められたとき、委員長らしき少女が倉庫のすぐ近くにいるからだ。
小林は第5話で「昔、高木くんが好きだったんだ」と語っており、第1話でも結婚指輪を凝視していたことを考えると、昔も今も彼に対して特別な感情を抱いているのは間違いない。
仮に園子を倉庫に閉じ込めた犯人が小林だとすると、やはり動機は高木絡み……? そう考えたときふと思い浮かぶのが、第4話と第5話のオープニング映像に出てくる「キングとどの子の相合傘」。これを見た小林が園子を疎ましく感じて嫌がらせをしたという線もありそうだ。
この相合傘は第6話の予告にも登場し、しかもエピソードのサブタイトルは「傘」。相合傘に隠された秘密や、小林の真意が明かされる展開があるかもしれない。
謎が謎を呼ぶ展開が続く『良いこと悪いこと』も、いよいよ物語の折り返し地点を迎える。今夜放送される第6話ではどんな衝撃の事実が明かされるのか楽しみだ。


