クリリン、ベジータ、悟飯、悟空も…ちょっと勝手だった?『ドラゴンボール』地球滅亡の危機を招いた主要キャラの行動の画像
DVD『DRAGON BALL Z』 #28(ポニーキャニオン) ©バードスタジオ/集英社

 鳥山明さんの大人気作品『ドラゴンボール』では、星など簡単に滅んでしまいそうな凄まじい戦闘が繰り広げられる。“かめはめ波”の照準が少しずれるだけで、地球が消滅してしまってもおかしくはない。

 だが『ドラゴンボール』の世界で地球が滅亡の危機に瀕する要因は、強大な敵との戦闘だけとは限らない。時にキャラクターの身勝手な言動により、地球は何度も滅亡の危機にさらされてきたのである。

 そこで今回は、あまりにも身勝手な理由で地球滅亡の危機を招いたキャラクターたちを紹介していく。

 

※本記事には作品の内容を含みます

 

■クリリンとベジータ…同時に発生した“2つの身勝手”

 「人造人間・セル編」では、天才科学者ドクター・ゲロが生み出した人造人間たちが登場する。中でも、未来からやってきた人造人間・セルの強さは驚異的で、連載当時は多くのファンを絶望させた。

 当初はピッコロに遅れをとっていたセルだが、人間の生体エネルギーを吸収することで徐々に力を増幅させていく。人造人間17号と18号の吸収を阻止するべく行動するピッコロたちだったが、ついにセルは17号の吸収に成功。第2形態へと進化してしまう。

 残るは18号のみという状況で、修行を積んだベジータとトランクスがセルの前に立ちはだかった。

 そんな状況の中、クリリンは18号を機能停止させるためのコントローラーを手にしていた。しかしここで、“2つの身勝手”が同時に発生する。

 1つ目は、クリリンの行動だ。18号たちはもともと人間だったが、本人の意思に反して人造人間にされてしまった過去を持つ。その境遇を哀れに思ったクリリンはどうしても停止スイッチを押すことができない。さらに彼女に淡い恋心を抱いていたこともあり、結果、コントローラーを破壊してしまうのだ。

 そして2つ目は、ベジータの傲慢だ。修行により第2形態のセルを圧倒するほど強くなった彼は慢心し、あえてセルを逃がして18号を吸収させ、より強くなったセルとの戦いを望んだのである。

 その結果、セルは18号を吸収し、強力無比な完全体へと進化を遂げる。完全体となったセルにベジータは手も足も出ず、意識を失う顛末に……。

 その後、セルの気まぐれにより孫悟空たちは修行をする機会を得たが、すぐに地球が滅んでいてもおかしくない状況であった。

■セルにとどめを刺さない…悟飯の身勝手

 「人造人間・セル編」における身勝手な行動は、まだ終わらない。クリリン、ベジータに続いて地球を危機に陥れたのは、あの心優しき少年・孫悟飯であった。

 セルが開催した「セルゲーム」にて、完全体セルと戦った悟空。だが、しばらく戦ったのち、あっさりと負けを認めてしまう。そして後を託したのが、他ならぬ悟飯であった。

 いよいよセルとの戦いが始まるも、争いを好まない優しい性格の悟飯は本来の力を発揮できずにいた。セルは悟飯に全力を出させるため、仲間たちをセルジュニアに襲わせ、さらには彼の目の前で人造人間16号の頭を踏みつぶす。

 仲間たちを傷つけられた怒りによって悟飯はついに覚醒し、「超サイヤ人を超えた超サイヤ人(超サイヤ人2)」への変身に成功。セルを圧倒する戦闘能力を見せ、徐々に追い詰めていく。

 悟空がすぐにとどめを刺すよう悟飯に促すが、「あんなやつはもっと苦しめてやらなきゃ…」と、セルとの戦いをやめない。限界を迎えたセルは、吸収していた18号を吐き出し、第2形態へと退化してしまった。

 その様子を見た悟飯の口から出たのは、「ちぇ…つまらない…」「それじゃあおまえも もう終わりだな…」という、あまりにも冷酷な言葉だった。

 あくまで私欲からいたぶり続けることを選んだ悟飯。しかし、この選択が最悪の事態を招くこととなる。

 追い詰められたセルは突如、体を膨張させていく。自爆によって地球を消滅させ、全てを道連れにしようと試みたのだ。

 最終的に悟空が瞬間移動でセルを界王星へ運び、自らを犠牲にすることで地球は救われた。悟空の機転によって地球滅亡という危機は免れたものの、もしあの時、悟飯がすぐに決着をつけていれば、悟空が死ぬことはなかったのである。

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