“黒塗りされた卒業アルバム”から始まった連続殺人事件を描く、ノンストップ考察ミステリードラマ『良いこと悪いこと』(日本テレビ系)。10月25日に放送された第3話では、多くの“意味深描写”があり、視聴者の犯人予想もさらなる盛り上がりを見せている。
11月1日放送の第4話では、新たなキーパーソンが登場する上、予告からも物語に大きな進展があると予想される。序盤からかなりのハイペースで話が進んでいる本作だが、最新話ではどんな衝撃の展開が待っているのか……。期待の第4話を前に、第3話の気になる描写について振り返っていこう。
※本記事は『良いこと悪いこと』第3話の内容を含みます。
■“意味深描写”続々、怪しい登場人物しかいない!?
第3話では「ターボー」こと小山隆弘(演:森本慎太郎さん)が、“VRで宇宙旅行を体験できる”新規事業のPR会見の後、囲み取材を受けている最中に狙われた。しかし高木将(演:間宮祥太朗さん)が小山の頭上からガラス板が降ってくるのに気付き、間一髪で助けることに成功。2人とも軽い怪我を負ったものの、新たな犠牲者が出る事態はどうにか食い止めた。
小山の生存に安堵の声が寄せられた一方、この展開を受けて逆に彼を疑う視聴者も増えている。というのも、ガラス板が落下した時、小山は「ターボー!」と叫ぶ高木の声を聞いて、すぐさま“上”を見上げている。これに対し、「ターボー! って叫ばれて、すぐ上見る人っている?」と疑う投稿が大きな共感を呼んでいるのだ。
このシーンをあらためて見返すと、上を見ているのは小山だけであることがわかる。少し離れたところにいる猿橋園子(演:新木優子さん)も、小山を囲んでいる関係者たちも、実際に落ちてくる直前までガラス板の存在に気付いていなさそうだ。
ガラス板が落ちてくる直前、まるで“予告”のように高木の肩にガラス片が落ちてきた描写も合わせ、小山の自作自演を疑う声も少なくない。
そもそも小山は、一連の事件が園子の復讐であることを疑って敵意むき出しだったにもかかわらず、彼女と少し話しただけで態度を変えて協力まで申し出ている。この突然の豹変もどことなく怪しい。小山にまつわる“黒いウワサ”の全貌も明かされておらず、彼にまだまだ裏があることは間違いないだろう。
さらに、SNSでは序盤から事件関与が疑われている人物、『週刊アポロ』記者の東雲春香は、会見取材に来ていたにもかかわらずガラス板が落下した瞬間には姿が見られず、ますます疑惑が深まっている。同じく、怪しい人物として名前が挙がる「イマクニ」の店主・今國一成も、小山に“同い年”と明かす場面があり、彼が事件に絡んでいる可能性も否定できない。
また、本筋から外れた部分では、高木が「東京湾で男性とみられる遺体」のニュースを食い入るように見つめる描写も注目を集めている。小山の身を心配しているだけにしては異様な雰囲気があり、これも何かの伏線なのかもしれない。高木はいわくありげな様子を見せる場面も少なくないため、主人公でありながら視聴者から疑いの目を向けられがち。今後の動きも気になるところだ。
第4話は、予告で「連続不審死事件は新たな局面へ」という文言があり、急展開が予想される。「ちょんまげ」こと羽立太輔(演:森優作さん)が登場するほか、「園子の絵に隠された謎」にも触れられており、注目ポイントが盛りだくさん。また見逃せない場面の連続となりそうだ。


