■実は伝説的な小説家?season4第8話「監禁」
season4第8話「監禁」では、学生時代の右京の意外すぎるエピソードが明かされる。推理の天才・杉下右京が、実は伝説的な同人作家であったことが判明する、超レアな回なのである。
何者かによって監禁されてしまった薫。そこには気弱な男・新田信彦と気の強そうな女・進藤ミサエがおり、薫は自分が「和製シャーロック・ホームズ」として連れて来られたことを知る。彼らは右京と薫を取り違えており、ある金庫の暗号を解かせるため薫に目を付けたのだ。
当然ながら、肉体派の薫に暗号が解けるはずもなく、解読するふりで時間を稼ぐしかなかった。しかし、彼らが暗号解読のために何人もの人間を殺していることがわかり、薫は追い詰められていく。
暗号について詳しく聞くと、金庫には秘密結社「刃桜の会」の金塊が隠されていると判明する。ミサエは新田からその話を聞いて、暗号の専門家を次々と監禁しては、解けなければ殺すという暴挙に出たのだった。
一方、薫の失踪を知った右京は捜査を開始し、ついに薫が監禁されている場所にたどりつく。そこで驚くべき事実が判明する。新田の話はすべて嘘で、ミサエの気を引くため、とある小説の筋書きを現実のものとして語っていただけに過ぎなかったのだ。
その小説とは、とある中学生が書いた傑作推理小説『亡霊たちの咆哮』。あまりの出来に大学生たちの同人誌に掲載され、ミステリー界でも語り草となった伝説の作品である。
そして、その作者こそが中学時代の右京だったという衝撃の事実が明かされる。右京が「その中学生、僕なんですよ」と真相を明かすシーンは、まさに鳥肌モノだ。本人曰く「技巧に走り、荒唐無稽」とのことだが、伝説となっている『亡霊たちの咆哮』、ぜひ一読してみたいものだ。
天才警部・杉下右京は、圧倒的な推理力と超人的な知性で数々の事件を解決してきた。時には、その特殊な能力が事件解決の糸口となり、特に初期のシーズンでは右京の知られざる一面が判明することも多かった。
私生活の多くが謎に包まれている右京には、まだ隠された意外な特技がありそうだ。10月15日から始まる新シーズンでも、右京の新たな魅力が描かれるのを楽しみに待ちたい。


