ロケットランチャーすら霞む!?歴代『バイオハザード』規格外すぎた「最強武器」の超破壊力 「もはやSFじゃ…」の画像
PS4版『バイオハザードRE:4』 (C)CAPCOM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.

 カプコンが誇るサバイバルホラーの金字塔『バイオハザード』シリーズ。最新作『バイオハザード レクイエム』が、2026年2月27日に発売されることが発表され、ファンが盛り上がりを見せている。

 そんな本作には、実にさまざまな銃火器が登場する。「ハンドガン」や「ショットガン」といった実在するメジャーな銃から、弾数無制限に撃ちまくれる「無限ロケットランチャー」に至るまで、リアリティもフィクションもごちゃまぜにしたユニークな武器で敵と戦えるのも、本シリーズの大きな魅力だといえるだろう。

 だが、長い歴史を持つ『バイオハザード』の世界には「さまざま」の限界をはるかに超える規格外の武器がいくつもある。シリーズの定番である「無限ロケットランチャー」すらかすむほど特異でありながら、絶大な性能で気持ち良く無双プレイできてしまう……そんな「最強武器」があるのだ。

 そこで今回は、その見た目と性能から、思わず「そんなのアリか!?」と叫んでしまいたくなるような個性派最強武器を振り返ってみよう。

■プラーガだけを殺すレーザー兵器!『バイオハザード4』P.R.L.412

 まずは、クールな正義漢レオン・S・ケネディがタフに暴れまくる『バイオハザード4』から、最高難易度クリアをすることで入手できるご褒美武器「P.R.L.412」から見てみよう。

 P.R.L.412とは、「Plaga Removal Laser(プラーガ除去レーザー)」の略であり、その名の通り、本作の敵である寄生虫「プラーガ」とそれに寄生された人間「ガナード」をせん滅するために開発された特殊なレーザー兵器だ。普段は銃火器とナイフでがんばるレオンがレーザーを放つとは、なんともSF色の強い光景である。

 P.R.L.412はボタン長押しでエネルギーを溜めるチャージ武器で、数秒チャージしてから放たれる極太のレーザービームは、ほぼ全ての敵を一発で倒せてしまう。通常のザコ敵はもちろん、『バイオ4』の名物チェーンソー男やボスクリーチャーもレーザーでまとめて倒せるのがとにかく楽しい!

 さらに、P.R.L.412のレーザーには貫通性能があり、群がる集団を一掃できるのも大きな魅力だった。『バイオ4』では大量のガナードに囲まれる集団戦がプレイヤーの壁となりやすいが、P.R.L.412があれば、その苦戦が嘘のように、まとめてガナードを倒せる気持ちいいバトルに早変わり。本編で堪った鬱憤を思う存分晴らせた。

 バージョンによっては自動追尾レーザーにパワーアップしている例もあり、まさに無双武器だったP.R.L.412。リメイク版の『バイオハザードRE:4』で登場しなかったのは個人的に残念でならない。

■最強なのは武器ではなく本人かも?『バイオハザード7』AMGー78

 『バイオハザード7 レジデント イービル』で登場した「AMGー78」もまた、いろいろな意味でプレイヤーを仰天させたトンデモ武器である。

 本作のダウンロードコンテンツである後日談エピソード『END OF ZOE』の主人公、ジョー・ベイカーの専用武器であるAMGー78は、銃火器ではなく、拳に装着して打撃力を強化するガントレットだ。この時点ですでに「バイオらしくない」かもしれないが、その異質さは武器だけに留まらない。

 その外見は、まるで特撮やアメコミに出てくる秘密兵器のようであり、エネルギーをチャージする様子は、まさしく必殺技を準備するヒーローそのもの。「ギュイイン……」という迫力あるチャージ音の後に放たれるパンチは、複数のクリーチャーをまとめて破壊してしまうほどで、その豪快な使用感から「もはや別ゲー」と評するプレイヤーも多い。

 そして、このAMGー78を語るうえで欠かせないのが、使用者であるジョー本人の驚異的な強さだ。身長180cmを超える巨漢であるジョーは、初老男性ながらAMGー78を手に入れるまで、なんと素手でクリーチャーと戦う。

 本作のゾンビ枠であるモールデッドをパンチで制圧し、ときには太い首を怪力でねじ切るなど、フィジカルならば歴代最強の主人公と囁かれる男だ。

 そんなジョーが使うからこそ、AMGー78は最強武器の名を欲しいままにしている。鬼に金棒ならぬ「ジョー・ベイカーにAMGー78」なのである。

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