むしろ装備するより役立つ…!? 歴代『ドラクエ』道具としてめっちゃ使える「神装備」たち 「てんくうのつるぎ」に「ふっかつのつえ」も…の画像
ファミコン『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』(エニックス) 写真/ふたまん+編集部

 1986年に初代『ドラゴンクエスト』(エニックス/現:スクウェア・エニックス)が発売され、来年で40周年を迎える。その長い『ドラクエ』の歴史のなかで数々のナンバリングタイトルがリリースされ、そのたびに進化を遂げてきた。

 最初は1対1のバトルだったのが複数対複数で激突するようになり、呪文や特技なども追加されて、次第に攻撃のバリエーションは増加していった。

 そんな『ドラクエ』シリーズでおもしろいのは、道具として使用することで特別な効果を発揮するアイテムの存在だろう。中には特技や呪文よりも強力な効果が得られるアイテムもあった。

 そこで今回は『ドラクエ』プレイヤーにとって印象深い、道具として使い倒した「装備品」に絞って振り返ってみたい。

■敵の補助呪文を打ち消す「超便利な効果」

 最初に紹介したいのは、『ドラクエ4』『ドラクエ5』に登場する「てんくうのつるぎ」だ。勇者のみが装備できる武器だが、『ドラクエ4』では封印を解くことで真の力が発揮できる。

 そんな真の力を解放した「てんくうのつるぎ」を戦闘中に道具として使用することで、「いてつくはどう」の効果が得られる。

 「いてつくはどう」といえば主に敵のボスキャラが使ってくる技で、相手にかかっている補助呪文の効果を消し去る効果があった。

 敵がスカラで守備力を上げたときや、モシャスで変身されてしまったときなどは「いてつくはどう」の出番だ。

 また『ドラクエ5』では、ボスのイブールやミルドラース、エスタークなどが、こちらの呪文を跳ね返すマホカンタを使用。そんなときは「てんくうのつるぎ」の「いてつくはどう」が絶大な効果を発揮した。

■装備するより道具として使うのが最適解?

 「ほのおのつめ」は武闘家に適した武器で、『ドラクエ4』ではアリーナの最強武器のひとつとして重宝した。

 単に攻撃力が高いだけでなく、戦闘中に道具として使用するとギラ系やメラ系の呪文効果が得られる。『ドラクエ4』のアリーナの場合はシンプルに通常攻撃で殴ったほうが強いのだが、『ドラクエ6』では道具として使ったときの効果も役立った。

 『ドラクエ6』の「ほのおのつめ」は道具として使うとメラミと同等の効果があり、かなりのダメージが期待できる。

 しかも比較的早い段階で訪れるムドーの城で入手でき、序盤の最難関ポイントとして知られるムドー戦では非常に重要な武器となるのだ。

 その時点で装備できるのはハッサンだけなので、何も考えずハッサンに装備させたプレイヤーは多いはず。当時の筆者もそうだった。

 しかし、ムドー戦においてはハッサンに装備させず、ほかのメンバーに持たせて道具として使用してメラミで攻撃させたほうがダメージを与えやすい。ハッサンには自慢の拳で殴ってもらうのが、実は最適解だった。

■回復キャラのMP節約につながる便利な防具

 道具として使用すると回復効果があるアイテムも存在する。『ドラクエ』シリーズでは、ベホマラーの効果がある「けんじゃのいし」がもっとも有名だが、装備品にも回復効果が得られるものがあった。

 個人的にお世話になったのが『ドラクエ2』で初登場した「ちからのたて」だ。それ以降、「ちからのたて」は定番の回復効果つきの盾となったが、回復手段の乏しい『ドラクエ2』では、とくに存在感が大きかった。

 「ちからのたて」を戦闘中に道具として使用すると、所持者に「ベホイミ」と同等の回復効果がある。

 しかも『ドラクエ2』の「ちからのたて」は高額ながら店売りされているので、全員分を買いそろえることも可能。MPを消費せずにベホイミの効果が得られるメリットは大きく、回復呪文が使える仲間にも所持させておきたい盾である。

 ちなみにムーンブルクの王女はこの盾を装備できないが、道具として使ったときの効果はしっかり得られる。最終盤のMPの消耗がきつい局面でも、この盾があればかなり安定した冒険ができた。

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