■多くのファンが気になる「麦わらの一味」の航海士の出自
麦わらの一味の航海士ナミの出自については、ファンのあいだでさまざまな意見が飛び交ってきた。ココヤシ村を支配していたアーロンですら驚愕したほどの海図作成能力を持ち、気候の微妙な流れを体で感じ取るという特別な才能まで有するナミが、ただ者とは思えない。
麦わらの一味には、海軍の英雄の孫にして世界最悪の犯罪者の息子ルフィ、伝説の侍・霜月リューマの子孫であるゾロ、ヴィンスモーク家の三男サンジ、赤髪海賊団の狙撃手ヤソップの息子ウソップなど、そうそうたる血筋のメンバーがそろっている。だがナミの実の親については、いまだに分かっていないのだ。
彼女の過去については、公式ファンブック『VIVRE CARD ~ONE PIECE図鑑~』の中でその一端が明かされ、赤ん坊の頃にオイコット王国の内戦での戦災孤児として拾われ、元海兵のベルメールにノジコとともに引き取られて育てられた。
東の海にあるオイコット王国がどうなったのかは不明だが、ナミとその国には深い関わりがあるようにも感じられる。
それを示唆するようなシーンが、魚人島でナミとしらほし姫が出会ったときの描写にある。しらほしはナミに対し、「初めてお会い致しますのに何だかほっと致しますね」と発言。それに対し、ナミは「境遇が少し似てるからかな…」と返していた。
リュウグウ王国の王女であるしらほしと共通する境遇というと母を亡くしていることが思いつくが、しらほしのセリフを深読みすると、「ナミも王族の血を引いているのでは……」と疑いたくなる反応だった。
もしくは、しらほしは古代兵器「ポセイドン」の力を有しており、ひょっとするとナミも古代兵器に関与する人物なのではないか、との見方もできそうだ。
いまだ推測の域を出ないナミの出自だが、ここまでひた隠しにされていることからも、何かとんでもない秘密が隠されていたとしてもおかしくないだろう。
四皇、元・王下七武海、麦わらの一味の一員と、世界に悪名をとどろかせる大物でありながら、出自が謎に包まれている人物たちを振り返ってみた。
現在、ジャンプ本誌の連載のほうでは伝説の「ロックス海賊団」とのつながりをはじめ、重要人物たちの過去が明かされつつあり注目を集めている。物語は最終章に突入してからかなり月日が経っており、そろそろいろいろな種明かしが行われるフェーズに入りつつあるのかもしれない。


