
原泰久さんの大ヒット漫画を原作とする映画『キングダム』シリーズ。先日公開されたティザー映像により、シリーズ第5作が2026年夏に劇場公開されることが明らかになった。
今回のティザー映像では、山﨑賢人さん演じる信が甲冑姿で登場。これにより“ボロ衣”で戦っていた「山陽の戦い」が省略され、いよいよシリーズ屈指の激戦「合従軍編」が描かれるのではないか……という期待が高まっている。
そこで今回は、もし本当に「合従軍編」が実写化されるとしたら、どの俳優が新キャラクターを演じるのかを、SNSで挙がる声を参考にキャスティングを予想してみたいと思う。
※本記事には各作品の内容を含みます
■最注目キャラ「桓騎」には、カリスマ性と色気を備えた俳優を
シリーズ第5作で最も注目される新キャラクターは、やはり桓騎だろう。元野盗という異色の経歴を持ち、合理主義かつ冷酷非道な戦いぶりで秦軍の中でも異彩を放つ将軍だ。
ネット上でまず名前が挙がっているのが、坂口憲二さんである。「目だけで語れる」「圧が強いのに芝居が自然」といった声が多く、俳優としての“骨太さ”が評価されている。
年齢を重ねたことで渋さと深みが増したことで、元野盗団の首領から一軍の将軍へと昇り詰めた“カリスマ性”も十二分に醸し出せるはずだ。
また、「桓騎といえばこの人しかいない!」と声が絶えないのが、北村一輝さんである。艶やかさとともに妖気を含んだ瞳、どこか冷ややかな口調のセリフ回し。それらはまさに桓騎の“危険な色気”そのもの。「顔立ちも似ている」といった声も多く、原作の桓騎を再現するには最適な俳優かもしれない。
■信と並び立つ“次世代の英雄”「蒙恬」&「王賁」の配役は?
「合従軍編」では、主人公・信とともに戦場で躍動する若き武将たちの活躍も大きな見どころとなる。なかでも注目されるのが、秦の次世代を担う蒙恬と王賁だろう。
まず、蒙恬はあの蒙武を父に持ち、飄々とした物腰ながらも天性の戦術眼を誇る、“華のある知将”である。そんな蒙恬役として、SNS上では志尊淳さんや板垣李光人さんの名前を挙げる人が多い。
志尊さんには「品がありつつ、フランクさもある」「知的でおしゃれ」という評価が多く、山﨑さん演じる信との掛け合いでも相性の良さが期待される。一方の板垣さんは、「中性的で原作に近いビジュアル」「目つきに知性がある」と、原作再現を重視する層からの支持が高いようだ。
一方、王賁は王家の嫡男として育ち、軍才・品格・冷静さを兼ね備えたエリートである。感情を表に出さずとも、誰よりも熱く戦うその“静かな情熱”が大きな魅力だ。この王賁役には、神尾楓珠さんや横浜流星さんの名が挙がる。
神尾さんには「抑えた演技が上手い」「父・王翦との確執を滲ませる芝居ができそう」と期待の声が集まっており、王賁が持つ独特の緊張感を的確に表現してくれそうだ。一方、横浜さんには「鋭さのある目線」「アクション演技ができる」といった声があり、戦場での躍動感にも期待できる。