
榊こつぶさんの人気漫画『北くんがかわいすぎて手に余るので、3人でシェアすることにしました。』が、7月1日よりカンテレ・フジテレビ系にて実写ドラマ化! 本作は、男女4人の「四角関係」をテーマとした新感覚の「シェアラブコメディー」。主演の本田翼さんをはじめ、志田未来さん、岩瀬洋志さん、増子敦貴さんが、不思議な魅力を持った“北くん”をめぐる恋愛模様を描いていきます。
北くんをシェアする1人である「真面目なパン店の店員」を演じる志田未来さんは、意外にも本作がラブコメ初挑戦。今回、そんな志田さんに直撃インタビューを敢行。実写化作品で意識することや、心に残ったシーン、そしてマンガ好きとして推し作品を教えてくれました!
――今回が初ラブコメなんですね。キャリア26年目にして初めてとは意外です。
志田未来さん(以下、志田):実はずっとラブコメをやりたいと思っていたんです。「やりたいです」とずっとマネージャーさんにお願いしていて、30代に入って、「もうないのかな……」と思っていたタイミングでお話をいただけたので、「やっと叶った!」という気持ちでいっぱいです。ただのラブコメではなくて、成長も描かれている作品なのでやりがいがありますし、ワクワクしました。
――志田さんが演じるのは、老若男女に愛される“ナチュラルボーン天使”こと北くんを33.3%ずつシェアする、3人のうちの1人、真面目でしっかりもののパン店スタッフ・比留間東子です。彼女についてどう思いますか?
志田:メガネをかけているキャラクターで、真面目で計画性があって、3人の中ではリーダー的存在です。「自分のパン屋を持つ」という夢があるなかで一生懸命努力したり、多くの人が抱えているような家族についての悩みがあったりする、魅力的な女の子です。
ラブコメとしてキュンキュンしてもらえるポイントは入れていきたいと思いつつ、東子としては自分自身が成長する物語だと思っているので、そういった部分とラブコメとでメリハリをつけて演じられたらと思っています。
――そんな東子に共感できる部分はありますか?
志田:私自身も計画性を持って行動するタイプなので、そのあたりが似ていると思いました。
――演じるにあたり、難しさを感じた部分はありましたか?
志田:テンポ良くセリフの掛け合いをしているので、アドリブも多いんです。セリフとセリフの合間でツッコミを入れたりするうち、アドリブが多くなって本来のセリフを忘れてしまうんじゃないかという不安があります(笑)。それに基本、北くんを取り合っていて、ほかの登場人物にいつも茶々を入れたりするので、休んでいる暇がないんです(笑)。今までにない作品なのでとにかく楽しいですね。
――原作のある作品ですが、キャラのイメージで気をつけていることはありますか?
志田:原作と同じくメガネをかけていて、髪型も原作と同じくお団子にしようとして1回挑戦してみたのですが、さすがに髪型は寄せられませんでした。あと、メイクは薄めなのかなと思って、ビューラーをしなかったり、なるべくナチュラルに原作に寄せられればいいなと思っています。
――主要キャラクターは東子含めて4人です。北くんをシェアする1人で、明るく奔放な看護師・浅田南役の本田翼さん、同じく北くんを愛する一方、女性に対して徹底的にクールな書店員・西野悠役の増子敦貴さん、すべての人を虜にする真中北役の岩瀬洋志さん、4人のシーンが中心となりますが、それぞれの印象を教えてください。
志田:本田さんは朝から撮影が終わるまでずっと元気で、みんなに対して平等に接してくださいます。小さい声で誰かがなにかを言うと、それを全部拾って話を広げてくれるので、接していてとても楽しくなる方です。
――合同会見ではとてもいい雰囲気で、仲が良さそうでしたね。
志田:お会いするのがすごく楽しみで、翼ちゃんのインスタをずっと見ていたりして、勝手に近しい存在だと思いこんじゃっていました(笑)。
――岩瀬さん、増子さんはいかがですか?
志田:岩瀬さんは年齢差を感じさせない方で、同世代の感覚で接しています。撮影が始まって間もない頃に質問攻めしてくれて(笑)。そこまで質問されることもあまりないので、距離が縮まりましたね。増子さんは穏やかです。本田さんと岩瀬さんが元気におしゃべりしているのを、ほほえみながら「そうなんですね」と聞いていて、バランスよく聞き手に回ってくれていい雰囲気にしてくださっています。