■タイトルロゴにラーミア? 最新PVにも意味深描写が
過去作ではなく、現時点(5月23日現在)で公開されているHD-2D版『ドラクエ1&2』のPV映像にも気になる情報が含まれている。
『ドラクエ2』における新たな仲間キャラクターと思われる女の子の存在も気になるが、個人的に注目したい場面は、『ドラクエ2』の主人公たちロトの子孫3人が、祭壇の中央で何かを捧げているシーンだ。
この祭壇は円形となっており、外周には6つの燭台、中央には様式の異なる燭台が1つ置かれている。そして祭壇の中央の床に太陽のような模様が刻まれていた。
『ドラクエ2』といえば太陽の紋章を含む5つの紋章も重要な要素ではあるが、この場所に置かれた燭台の数は紋章の数と合わない。それに刻まれている模様が太陽だけというのもやや不自然に感じられる。
そこでロトシリーズにおいて「6」という数字に該当しそうなのが、『ドラクエ3』に登場するオーブの数だ。その数だけでなく燭台の配置なども、どことなく『ドラクエ3』でオーブを捧げるレイアムランドのほこらに似ている。
そして6つのオーブを捧げることで復活するのが、「不死鳥ラーミア」だった。
かつて発売された『ドラクエ1』と『ドラクエ2』にラーミアは登場しなかった。しかし今作HD-2D版『ドラクエ1&2』のタイトルロゴには、なぜかラーミアと思われる存在がしっかりと描かれているのだ。
『ドラクエ3』では空を飛ぶ乗り物として活躍したラーミア。また、ラーミアといえば『ドラクエ8』に登場した、異世界を跳躍する力を持つとされる神鳥「レティス」とのつながりも噂されている。
もしも『ドラクエ1&2』にそのラーミアが関係あるのだとすれば、どのような役割を担うのだろうか……。
このほかにもネタバレを避けるために深くは触れないが、昨年発売されたHD-2D版『ドラクエ3』のエンディングなどにも、明らかに『ドラクエ1&2』への伏線と思われる演出があった。
そして来る5月27日の「ドラゴンクエストの日」といえば、毎年のようにさまざまな『ドラクエ』関連ゲームタイトルの重大発表が行われている。この記念すべき日に、『ドラクエ1&2』の新たな追加情報が発表されることを期待したい。