
2月28日に発売された『モンスターハンター』シリーズの最新作『モンスターハンターワイルズ』(カプコン)は、発売から1か月で1000万本を世界で売り上げるほどの人気ぶり。初動の動きは、過去最高の売り上げを記録した『モンスターハンターワールド』を上回るペースとなっている。
そんな人気狩猟ゲームの『モンハン』シリーズといえば、強敵を倒したときの達成感やマルチプレイの楽しさが魅力だ。しかし、狩猟がうまくいくばかりとは限らず、ときには悔しい思いをさせられることも珍しくない。
そこで今回は『モンハン』プレイヤーなら、誰もが経験してきたであろう“あるある”の「やらかしネタ」を振り返りたい。
※本記事には作品の内容を含みます。
■ギミック発動も無念すぎる不発!?
『モンハンワールド』から追加されたシステムに「環境ギミック」というものがある。これはモンスターに落石をヒットさせたり、ツタを絡ませてモンスターの動きを封じたりできるというもの。特に最新作の『ワイルズ』では、ギミックの数が大幅に増加し、狙えるチャンスも多くなった。
自然の力を借りて狩猟するスタイルが楽しく、与えるダメージも大きいので狩猟時間を短縮するのに、かなり有効。落石系のギミックなどは、モンスターを落下地点までおびき寄せて、タイミング良くギミックを起動させるだけなので、難しい操作も必要ない。
ただし動き回るモンスターにうまくヒットさせるには慣れが必要。特に空を飛び回るリオレウスや動きの早いオドガロン系のモンスターには、簡単に回避されることも……。
武器で攻撃する数倍のダメージを与え、ダウンも奪えるのでできるだけ狙っていきたいが、絶好のチャンスが訪れるまでタイミングを計り、それを外してしまったときは悔しさのあまり、思わず「ぐぬぬ」という声が漏れてしまう。
■レアな環境生物を発見するも…絶望
「環境生物」とはストーリーやモンスターの狩猟とは無関係な、いわゆるコレクション的な要素。捕獲用ネットで捕まえて図鑑に登録したり、マイハウスに配置したりできる。コレクター魂を持つ筆者にとっては神コンテンツで、初めて実装された『ワールド』のときから環境生物集めのとりこになってしまった。
しかし、なかにはめったに見つからないレア環境生物が存在する。しかもこちらの存在に気づくと圧倒的なスピードで逃げられることも珍しくない。
そんなレアな環境生物のなかでも『ワールド』のときの「フワフワクイナ」という小型の鳥は、極めて出現率が低く、見つけるのさえ相当困難な「幻の鳥」だった。
フィールドに出現しているときは「ピヨピヨ」という鳴き声がかすかに聞こえるのだが、どれだけ探し回っても出会えない日があるほど。マップを何度も何度も行き来しながら、鳴き声が聞こえたときは本当に心が踊る。
だが「フワフワクイナ」に近づく際、姿を見られてしまうと猛スピードで逃げられてしまう。そのためモンスターの視界から身を隠す「隠れ身の装衣」をまとって捕獲するのが基本になるのだが、幻の鳥を見つけた興奮のあまり「隠れ身の装衣」を装備せずにうっかり近づいてしまうことも……。
案の定逃げられ、何時間も探し歩いた苦労が水の泡になったときは心が折れそうになる。
そして何度もトライしてようやく「フワフワクイナ」を捕まえることができたときは、ゲームをクリアしたときよりも嬉しかったほどだ。