■海軍の英雄の血を引く革命軍総司令官
“世界最悪の犯罪者”として悪名高い、革命軍総司令官「モンキー・D・ドラゴン」。彼は“海軍の英雄”と呼ばれるガープの息子であり、ドラゴンの子であるルフィは現在の四皇である。
実は作中には「覇王色の覇気」を親子で持っているケースが多く、ロジャーとエース、ビッグ・マムとカタクリ、カイドウとヤマトなど事例はいくつもある。
そしてドラゴンの家系を見ると、息子のルフィ、父親のガープの両名が「覇王色」持ちである。そう考えると、ドラゴンだけが「覇王色」を持たないほうが逆に変に思えてくる。
加えて、頂上戦争の最中にルフィが「覇王色の覇気」を使用した際、イワンコフは「血は争えナッシブルな様ね!! ドラゴン!!!」 と心の中でつぶやいていた。このセリフをそのまま受けとるなら、イワンコフはドラゴンが「覇王色」を所有していることを知っていて、息子のルフィが「覇王色」を扱えたことに納得しているようにも聞こえた。
血筋と覇王色の相関関係は謎ではあるが、状況や立場的にもドラゴンが「覇王色の覇気」を使えたとしても不思議はなさそうだ。
「覇王色の覇気」の保有者は、物語の鍵を握っている重要人物であることが多い。今回紹介した3名以外にも、ミホークあたりの実力者は扱えたとしてもおかしくなさそうだ。今後の展開で、新たな「覇王色」持ちが描かれるときは来るのだろうか。