
ガンダムシリーズのテレビアニメ最新作『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)』(日本テレビ系)。その第6話「キシリア暗殺計画」が5月13日に放送された。
この回では、今後物語を大きく動かしそうな重要人物が多数登場。その中でもガンダムファンを驚かせたのは、テレビアニメ『機動戦士Zガンダム』や、OVA『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』にも登場したキャラクターや組織が、『ジークアクス』の世界にも登場したことだろう。
※本記事には『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)』第6話の内容を含みます。未視聴の方はご注意ください。
■グリプス戦役でもおなじみの意外なキャラがサプライズ登場!?
『ジークアクス』第6話に登場し、視聴者に驚きと強い不安を抱かせたのが「バスク・オム」だ。
バスクといえば、『0083』で描かれたジオンの残党たちが起こした騒乱「デラーズ紛争」で脅威を目の当たりにし、ジオン残党狩りを目的とした「ティターンズ」の指揮官に就任した人物。
諸説あるが、バスクは一年戦争時にジオンの捕虜になった際、激しい拷問を受けたせいで視力障害を患い、特徴的なゴーグルをつけているという。そのせいでジオン、ひいてはスペースノイドを憎悪するようになったともいわれている人物である。
そんな彼の思想を象徴するのが、宇宙世紀0085年に発生したティターンズによる非人道的な事件、通称「30バンチ事件」だ。反連邦デモを行ったサイド1の30バンチコロニーに毒ガスを注入し、民間人を大量虐殺。あまりにも非道な行為に、味方からも批判的な声があがったほどである。
その指揮をとったのがバスクであり、目的のためには手段を選ばない男として知られる。そんな男が『ジークアクス』に登場したことで、不穏な展開を覚悟したガンダムファンは多いことだろう。
『ジークアクス』でのバスクは地球連邦軍の所属で、極右の特殊部隊創設を準備しているとのこと。さらにはジオンの人間からも「人体実験を行っている」「毒ガスを使うヤバいヤツら」などといわれている「連邦軍情報局」の所属と思われる。
また、今回のサブタイトルにもなった「キシリア暗殺計画」を画策しており、障害となるものを排除するために「強化人間を育てた」とも発言。ガンダム屈指の危険人物のバスクが『ジークアクス』の世界でどのような動きを見せるのか気になるところだ。
■意外な強化人間にもスポットが!
そのバスクから直々に命令を受けているのが、人工的にニュータイプ能力を開発された強化人間の「ゲーツ・キャパ」だ。彼も『Zガンダム』に登場した人物で、サイコガンダムMk-IIのパイロット「ロザミア・バダム」のお目付け役を担っていた。
彼はムラサメ研究所の出身ではなくオーガスタ研究所の所属で、『ジークアクス』では自身を「サイコガンダムの心臓」と語る、ムラサメ研究所の「ドゥー・ムラサメ」の監視役を務めている。
強化人間と思われる謎の子ども「ドゥー」の言動はまともではないが、おそらくはサイコガンダムのパイロットなのだろう。ゲーツはこちらの世界線でもサイコガンダムに搭乗する強化人間に、翻弄されることになるのだろうか。