ゲーム・アニメ・漫画が大好き…宇内梨沙が語る「私がTBSを辞めた理由」と「本当にやりたかったこと」【宇内梨沙「ひねもすぬまりぬまりかな」】の画像
宇内梨沙

 はじめまして。今年の3月にアナウンサーとして10年勤めたTBSテレビを退職し、現在はフリーランスとして活動している宇内梨沙と申します。

 アナウンサーという仕事は、正しい言葉で丁寧に情報を伝える「言葉」や「話」のプロで、きちんとした人柄や役割を想像されることが多い職種です。

 『ひるおび』や『アッコにおまかせ!』などで私を見てくださっていた視聴者の方々は、きっとおしとやかで落ち着きのあるアナウンサーと感じてくれていたのではないでしょうか。

 しかし、はっきり言うと本質は違います。テレビでの私は、仕事に忠実に取り組む仮の姿です。私は、どちらかというと喜怒哀楽の振り幅がとてもあります。

 私のゲーム実況を見たことがある方は、もしかすると知っているかもしれませんが、邪悪な顔つきやお口が悪くなってしまうことも多々……。

 この10年は、仕事に携わることでスキルだけでなく、社会性や大人としての立ち居振る舞いなど学ぶことが様々あり、TBSに勤めることができて良かったと心から思っております。

 ただ、「自分らしさってどこにあるんだろう」「自己実現はいつまで追い求めていけるんだろう」そんなふうに考えることもあり、徐々に自分自身とアナウンサーとしてあるべき姿にズレを感じるようになっていました。

 さらに、ゲーム・漫画・アニメなどポップカルチャーに埋もれるように青春期を過ごした私には、その領域でお仕事することへの憧れが心の中にずっとありました。

 アナウンサー時代も幸運なことにゲーム実況チャンネルを開設させてもらったり、東京ゲームショウのオフィシャルサポーターを務めさせてもらったりと、会社員でありながら、寛大な局の方針のおかげで、ゲーム関連のお仕事も広くさせてもらうことができました。

 しかし、そこはやはり会社員。会社の看板を背負う以上、自由気ままに配信することまではできませんでした。

 ゲーム実況チャンネルで生配信をすることもありましたが、決まった曜日の決まった時間のみ。「今やりたい!」というときにできない歯がゆさもありました。

 TBSのおかげで叶えられた夢も数多くありますが、周りからわがままだと思われても、一度しかないこの人生で、自分のために生きなくてどうする? と退社を決意しました。そして、10年という節目で一念発起。「えいや!」という気持ちで会社を辞めることになりました。

 会社を辞めてから1か月、お仕事のご連絡が徐々に増えており、私の個性を評価してお声がけいただくことを、嬉しく感じています。

 もちろん、前職のスキルを活かしたイベント等の司会進行業も続けていきますし、なにより一番やりたかったことは配信業、そしてゲーム実況です。念願のストリーマーとして『Twitch』でアカウントを開設するにいたりました。今後腰を据えて、しっかりとゲーム実況と向き合っていく所存です。

 ということで、今後はこの『ふたまん+』でも、私に影響を与えたゲームや今ハマっているゲームの話、ゲーム以外でも好きな漫画やアニメのお話など綴っていきたいと思っています。

 ぜひ愛読してくださると嬉しいです! よろしくお願いいたします!

 

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【プロフィール】
宇内梨沙(うないりさ)
ポップカルチャーを心から愛する元アナウンサー。2015年、TBSテレビに入社。アナウンサーとして多数の番組を担当する一方、ラジオやYouTubeなどでゲーム偏愛を披露。2025年にTBSを退社し、現在は『Twitch』でゲーム配信者として活動中。

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