
青山剛昌氏による『名探偵コナン』(小学館)は、累計発行部数2億7000部を超える大人気ミステリー漫画だ。毎年公開される劇場版は興行収入を伸ばしており、4月18日に公開される『名探偵コナン 隻眼の残像』にも注目が集まっている。
そんな本作に登場するキャラで意外と人気なのが、『隻眼の残像』でもキーパーソンとなる毛利小五郎だ。小五郎は主人公・江戸川コナンに眠らされている間に事件が解決しているために、「眠りの小五郎」とあだ名を付けられてしまっている。
一見、酒とたばことギャンブルが好きな“ダメおやじ”というのが小五郎の印象だ。しかし、実はかなり優秀では? と思えるエピソードがいくつも存在する。そんな小五郎の意外なハイスペックぶりを紹介していこう。
※本記事には作品の内容を含みます
■柔道の実力は全国レベル
小五郎は見た目からさえない男で、あんまり強くなさそう……と思われているかもしれないが、そんなことはない。実は柔道の使い手で、大学時代の同級生からもその強さを認められるほどだ。
小五郎の柔道の強さが分かるのが、「小五郎の同窓会殺人事件」で犯人だった同級生を追い詰めた時である。犯人は現役の警察官であり、柔道の全国大会で個人優勝した経験もある猛者だ。そんな相手を、小五郎は一本背負いであっさり倒してしまっている。
しかも犯人は、かつて一度も勝てなかった相手がいると話しており、その相手は小五郎。それなら小五郎に公式戦の優勝記録などがないのはなぜ? と思ってしまうが、大会だと力んでしまい本当の力が出せないらしい。練習のようにリラックスした状況や、とっさの判断が必要とされる現場では、その実力を発揮できるのだろう。
そんな小五郎の強さは、劇場版第9作目の『名探偵コナン 水平線上の陰謀』のクライマックスシーンでも披露されていた。
犯人の女性は蘭のように武道に長けており、きゃしゃな見た目にもかかわらず、男性を圧倒するほどの力を持っている。そんな相手に正面から立ち向かい、またもや一本背負いで倒してしまったのだ。
小五郎が犯人を相手に大立ち回りをする姿はそれほど多くないので、このシーンはレアかもしれない。
そんな強さを持つ小五郎だからこそ、あの化け物みたいな強さを持つ蘭が生まれたのにも納得してしまう……。
■実は射撃の名手
続いては射撃の腕前について紹介していこう。私立探偵である小五郎は当然ながら拳銃を所持できないので、射撃をするイメージがないかもしれない。
しかし、彼には元刑事という経歴があり、当時は訓練なども含め発砲する機会があった。実際、降谷零(安室透)をはじめとする「警察学校組」の青春を描く『名探偵コナン 警察学校編 Wild Police Story』では、その驚くべき実力が語られている。
降谷たちが射撃訓練をしている中、指導担当の教官がかつて最初の試射で“満点”を出した天才について語りだす……。なんとその人物は、20発全弾をド真ん中に命中させたのだ。
それを聞いた降谷の同期たちは、今頃捜査一課でバリバリ活躍しているのでは? と想像をめぐらせていた。しかし、それに対する答えは「米花町に探偵事務所を構えているそうだ…」というもの。名前こそ出ていないが、探偵という情報といい、背景に描かれたあの特徴的な口元といい、明らかに小五郎のことである。
まさかあの小五郎が、降谷を超えるスペックを持っているとは……。本編でもその腕前が披露されるのを見たいところだが、今は探偵だからなかなか難しいのかもしれない。